米国道路安全保険協会:25%オフセット衝突試験実施〜トヨタ Lexus IS250/350等 3車種に最低ランク評価

2012年8月にIIHS(米道路安全保険協会)が初めて実施した25%オフセット前面衝突試験の結果試験結果が、日本の自動車業界に衝撃を与えている。
最高評価のG(Good)評価を得たのはホンダの「Acura TL」とスウェーデンVolvo社の「S60」のみ

日産自動車の「Infiniti G」はA(acceptable)評価、ホンダの「Acura TSX」、ドイツ BMW社の「3シリーズ」、米Ford Motor社の「Lincoln MKZ」、ドイツVolkswagen社の「CC」はM(marginal)評価にとどまり

ドイツDaimler社の「Mercedes-Benz Cクラス」、トヨタ自動車の「Lexus IS 250/350」「同ES 350」、ドイツAudi社の「A4」に至っては最低のP(poor)評価に沈んだ

Tech-on:25%オフセット衝突試験は車体設計を変えるか 記事抜粋
※25%オフセット前面衝突試験は、これまでの40%オフセット衝突よりもさらに浅く、車両前端の運転席側25%にバリアを衝突させるもの

 

New crash test aims for safer vehicles - IIHS news

IIHS(米道路安全保険協会)評価報告サイトより

 「なぁんだベンツよりホンダ・アコードの方が安全なんだ」と短絡してはいけないんでしょうが、少なくとも最低評価を受けたのがレクサスだけじゃなかったのはもっけの幸いと胸を撫で下ろすヒトがトヨタにはたくさんいるんだろうなぁ、とは思ってしまいます。

昨年実施されたレクサスISの40%オフセット前面衝突試験映像も見たくなりますよね。コレです。

自動車アセスメント:トヨタレクサスIS:オフセット前面衝突試験

どちらも派手にぶっ壊れていて優劣付けがたいように見えます。実際のところ外装破損の程度で評価判定しているわけではないので、こんな映像を素人目に眺めても意味はありません。

ただ高価なクルマは”安全性も一級品”みたいな謳い文句が並んでいたりするのでこの評価結果には「ニヤリ」とするのが庶民というもんです。