夏の終わりに南北日本アルプス巡りの旅1〜満天の星を見に行く

遅い夏休みの計画で、月末に海外旅行を画策していたところ、連れあいのパスポートが切れていたことが発覚。ようやく更新パスポートを手にできたのが16日で、既に主だった海外旅行ツアーは締め切り状態...で気分を変えて、5月の連休時に計画して行けなかった南北日本アルプスの旅に、2泊3日で出かけることにしました。ちょうど長野県を南北に縦断する旅です。

1日目
中央高速で長野県飯田I.Cまで西進。本日のお宿はしらびそ高原にあって南アルプスを近くに見渡せる「町営ハイランドしらびそ」 しらびそ峠を20年前にバイクで登った頃はまだ未舗装のガードレールもないガタガタ道で、秘境然としていましたが、今ではお気楽ファミリーカーで出かけられます。

お宿までは飯田市からいったん天竜川沿いをにくだり、いわゆる「遠山郷」と言われる地域を抜けていきます。そしてお目当ては日本一ミネラル豊富な旨い水と言われている龍淵寺の「観音霊水」採取です。(前日に20Lポリタンを3個購入)上村市街に入って5分も走らないで地味〜な登り口が見つかります。狭い道をズンズン最後まで登っていくと車7〜8台が停まれる駐車場があって、すぐそばで水が汲めます。お味の方はというと、たしかに弱アルカリの硬水らしい喉ごしですが、普通のミネラルウォーターに比べても10倍以上のカルシウム、マグネシウムを含んでいるとは思えない旨さです。「霊水」というと眉に唾つけたくなる話ですが、科学的にも長寿をもたらす優れた鉱水だと言われています。また龍淵寺を下ったところに「かぐやの湯」という温泉施設があって、今回は昼食だけでしたが、屋外に足湯場があってほんの5〜6分だけ浸けておいただけなのに、足裏スベスベ! 観音霊水の温泉と言ってもいいでしょう。かなりの効能が期待できるのではないかと、とお勧めです。

国道152号線を北上して中途から「下栗の里」を経由してしらびそ高原に至る林道を登っていきます。20年前はガレ道だったのでどこまで続くんだぁ...と思ったモンですが、いまは、つれあいとさんちゃんと20Lポリタンク3個に旅の荷物を詰め込んで、ウチのみどりさん(カングー)でも比較的あっさり登っていけます。

なかなか見渡せるパノラマをお伝えできませんが南アルプスに落ちていく夕焼けは圧巻です(クライマックスはお風呂から眺めてました)

陽が落ちきって宿の電灯も消えた10時頃には、外は満天の星に包まれました(晴れてよかった!)ほんの数分の間に流れ星を幾つも観れるトコというのはなかなか無いモンですよ。30年以上前、中学の頃に九州の九重連山に学習キャンプに出かけた時以来の星の数でした。