トライアル日本GP観戦、藤波、劇的最終セクション逆転V〜第11セクション:ヒルクライムの登り切りに執念を見た!

ツインリンクもてぎ(栃木)にて開催されたトライアル世界選手権シリーズ 日本グランプリの観戦に行ってきました。

藤波貴久(モンテッサ・ホンダ)が2005年以来8年ぶりとなる母国優勝を大逆転で飾りました。

最終第12セクション登頂フィニッシュで大逆転!
ジブンとつれあいは写真中程豆粒ほどで観戦中でした
(写真:F1 Expressから転載

<ジブン的ポイント観戦>

2日間72セクション(12セクション x3ラップ x2日間)も大詰め、先行する首位:ファハルド選手が最終第12セクション、最後の最後岩抜けに失敗して痛恨の減点5。
頭を抱え込んでしばし呆然としておりました。

そして残り2セクション時点で表彰台の可能性が高くなったモンテッサ・ホンダ:藤波選手の第11セクション。
すり鉢状の谷底を振り子走行して最後に急斜面ヒルクライムを駆け上るというセクションですが、頂上付近脇の崖っぷちにしゃがみ込んで観戦しました。
普段より時間を掛けて慎重にライン確認をして挑んだ藤波選手、登頂直前に息絶え5点減点の選手も出るヒルクライムでは、頂上付近で空転する後輪タイヤを必死に押さえ込んで執念のクリーン!

これで、次の最終第12セクションは、3点減点でもなんとかフィニッシュすれば、”止まらなければ(5点原点)”優勝というお膳立てができました。

最後はトニー・ボーが難なくこなす垂直ノコギリ岩盤(中央)コースにトライしてもらいたい、とも思いましたが逆転優勝が掛かったセクショントライでそんな馬鹿なことも望めず、手堅く減点1で乗り切り、2005年以来8年ぶりとなる母国優勝を決めました。

初めてトライアル観戦のつれあいにも珍しく好評だったので、来年は2日間観戦に来ようと思います。