友人のちょっとした憂鬱〜日本人だって朝鮮人だってこんなに惨い〜ヨーコの話、邦訳本は今月末発売です

橋本大阪市長の慰安婦問題発言でまたぞろ嫌韓・在日朝鮮人との軋轢が目立つこの頃。ジブンの友人(在日2世)もちょっとした憂鬱を味わっています。

「静かな暮らしがしたい」ということで日本人として生きている友人ですが、こんなご時世になると何所から誰が言いふらすのか、在日のレッテルを貼りたがる輩が湧いてくるらしい。

昨日ワールドカップ出場を決めた日本代表をして「個のプロフェショナル集団になった」と評したヒトがいましたが、日本人一般は随分と同調圧力に屈する輩が増えたように感じます。


amazon:So Far from the Bamboo Grove

「So Far from the Bamboo Grove」は、日系米国人ヨーコ・カワシマ・ワトキンス が1986年出版した終戦直後の動乱真っ只中の朝鮮半島で生き延びる苦悩を描いたヨーコと家族の自伝小説。

当時、米国学校教育教材にも採択されるほどヒューマニズムに富む内容で、フツーに読めば「日本人にも朝鮮人にも優しい人もいれば、酷いヤツもいる」と結ばれるハズなんですが、日本人にも朝鮮人にも「そうは思わない」輩が都合の良い理屈や思惑を持ってこの本の浮沈を競っています。

そして今月末に20数年の時を経て邦訳版が発売されます。


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昔も今も「日本人にも朝鮮人にも優しい人もいれば、酷いヤツもいる」のだとあたりまえのことを苦笑いしながら友人と話しております。