ドンキホーテ 閉店 〜 ちっとも激安でない殿堂商売に陰り

近所にあるドンキホーテ・大宮大和田店が閉店売り切りセールをやってる。「全品5割引だって!」というつれあいの眉唾モノの職場情報につられて出掛けてみると案の定「5%引き」の間違いでした。それも予想通り割引できない商品は予め引っ込めてある、というよくあるパターンです。一昨年の焼き布団騒動のドンキホーテに続き、近隣のドンキホーテがつづけて閉店になりました。そもそも「激安の殿堂」なんて看板掲げるほど、ドンキホーテの商品はちっとも激安でない という事は、賢い主婦の方なら皆ご存じのとおり。

商品によっては割高なモノが多くて、「激安」を唱った商品でさえローカルスーパーの特売価格に遙かに及ばないことがままあります。(ポイント1:ドンキホーテの商品は安くない) かつては消防法違反で検挙・指導が繰り返されて有名になった、天井まで渦高く陳列・電飾する売場が「宝島」さながら探検気分の買い物ができます(ポイント2:楽しい買い物をアピール) 

独断と偏見でドンキホーテ商法なるものを考えてみると
ドンキホーテは賢い主婦は相手にしていないです。 商品構成を眺めれば誰にだってある傾向が思い浮かびます。「ヤンキーの姉ちゃん」と、ほいほいくっついてくる「ヤンキーの兄ちゃん」がメインターゲットです言葉は悪いですが市場調査能力に疎い「ヤンキー」相手なら、そこそこ価格でも「激安」電飾ビカビカさせてれば騙せる - 百歩譲ってヤンキーに気持ちよく買い物を楽しんでいただける。と踏んだ商売です。「いかにも頭の悪そうな」が売り物の松ちゃん、浜ちゃんが「安いで〜!」とテレビで声を張り上げるだけで、若いシンパが疑いなくなびく光景は実際そのとおりの購買力を発揮してくれました。

しかし不況もこれだけ続くと「ヤンキーの姉ちゃん」だって考えます。 会話も少なかった母ちゃんから真の激安情報を仕入れて、これまた煙たがられて居心地の悪い(と本人だけが気にしていた)ご近所のスーパーに出掛ける機会が増える、というもんです。

まだまだドンキホーテ愛好家であるという皆さんも、いちど近所のスーパーのチラシ持参でドンキホーテに行ってみましょう。疑いなく激安だと思いこんでいたものがそうでもないなぁ、あら高ぁ〜いとわかります。 でもでもヤンキー御用達商品の品揃えはさすがだと再認識してしまうかもしれませんね (笑)