ボストンテリア:さんちゃんの主張と家族の見え方

もう6歳になるボストンテリアのさんちゃんですが、あいかわらず他の犬とのご挨拶は苦手だし、クーラー付きの部屋でないと夏は乗り切れない暑がり屋さんです。そんなさんちゃんのしつけに厳しい我が家での序列意識は、もちろん最下層であることを認識してはいるものの、上位者の見上げ方はかなり異なるようです。

まずおことわりしておかないといけないのは、餌やりとお散歩は9割方ワタクシがおこなっております。シッコシートの交換だってワタクシがやってます、シッコシートが汚れていると、さんちゃんはじーと眺めながらたたずんで振り向きざまに「替えてよ」と主張します。まぁ程度によっては強力消臭剤をシュシュッとするだけで、用を足してくれることもあります。たださんちゃんがそこまで横柄なのかというとそうでもありません。家族が一緒のときはこちらから「シッコ行きな!」と言うまで我慢してたりします。

さんちゃんが一番大好きななのは、つれあいのかぁちゃん。年に数回しか会うことはないのですが、異常に興奮して息も荒くなります。何度かしか歩いていないはずのつれあいのかぁちゃん宅までの道をちゃんと覚えていたりします。さんちゃんが一番苦手なのがうちのつれあい。一番言うこときくのもうちのつれあいの命令。ワタクシが「こっちにおいで」と何度言っても聞かないときでも、つれあいの「おいで!」一喝ですぐにやってきます。おねだりしたり主張してくるのはワタクシの方で、つれあいの前だと口元も真一文字になったりします。

しかしながら、コレは好き嫌いとは結び付いていなくて、二人で別々の部屋にいるとき、さんちゃんは決まってつれあいの部屋に行きたがります。休日につれあいが朝寝坊しているときはベットの脇で日向ぼっこしています。ただつれあいが「好き」と言ってもつれあいのかぁちゃん程でないのは明らかで、つれあいが帰宅してくると玄関までお出迎えに行くのですが、ドアが開いてつれあいの顔を確認するなり「ああ、アンタね」とばかりにプイっとUターンしてリビングに戻っていきます。ちなみにワタクシが帰ってきてもさんちゃんはめったにやってきません。

さんちゃんはお客さんも大好きです。人見知り無く「かまって欲しい!」アピールで突撃していきます。こうやって過ごしてるとさんちゃんは、家庭内でそっけない8歳位の外面のいい子供のようです。「お散歩いくよ!」が「遊園地いくぞ!」だし、つれあいのかぁちゃんはまさに「田舎のばあちゃん」 、会社帰りの不機嫌な父親役がつれあいで、いちいちうるさい母親役がワタクシという構図でしょうか。

仕事でお散歩が遅れると足下で

抗議!

さらに時間が遅くなっていくと

猛抗議!?