お昼のお弁当は買えないんだよ...〜たばこ税大幅値上げは何をもたらしたのか

近所の公園のベンチでお昼を取る人がポツポツいます。ジブンもたまに自転車コキコキお弁当を買ってベンチでぼーっとしながら青空のしたでお昼をいただくことがあります。たまたまベンチの反対側にいたおじいちゃんはたばこぷかぷかやっていましたが、広い公園では気にならなくてなんとなく世間話をはじめていました。「たばこ高くなっちゃったよねぇ」と話しかけたときに「おかげでお昼のお弁当は買えないんだよ...」というおじいちゃんは冗談ではないのだという。「たばこ減らしてちゃんと食べなきゃね」なんて言って帰ったのですが、果たしてたばこ税の大幅値上げはどんな意味があったんだろう、と気になって調べてみました。


たばこは、日本の「高負担税物品」と比較しても、
最も税負担率が高い商品のひとつです

ジブンも喫煙者なのでたばこの大幅値上げにはバカ野郎!な立場ですが、まぁ本数減らすきっかけにくらいの受け取り方をとりあえずジブンに言い聞かせています。しかしたばこ買うのにお弁当我慢して買わないという選択は極端としても、たばこを優先してモノを買わない人はけっこういるようなきがします。だいたいこれでほくそ笑んでる人間達というのは、多分に情緒的に臭い物にフタをしたかった輩の意地悪い嫌がらせ報復がやりたかったんだろうなぁ

まずたばこ税をはなぜ大幅に値上げしたのか
・不健康な習慣を抑制するため(欧米だってやってるんだぞ)

 「タバコは肺ガンの発生率を高める」今では当たり前に既成事実化した話も、実のところ科学的には「因果関係は証明できない」と結論づけられています。副流煙の「受動喫煙」による害を喧伝する人達も同様に、都合のいい結果を発表している御用学者先生のデータを示しているに過ぎません。解ってきたのは「癌化因子」が一様の説明では解明できていない、ということです。もちろんたばこは安全な代物ではないので、ヘビースモーカーがそれなりの弊害を被るのはあたりまえの成り行きです。

・税収アップ政策(文句言わせない後押しで取りやすいとこから)

 2011.01.28 平成22年度第3四半期累計紙巻たばこ販売実績によれば、たばこ税収は昨年10月の値上げの影響で65.3%減少し、237億円と過去最低額を記録しています。あたりまえのことが起こったおかげで、東京都内のたばこ小売店の廃業件数が1000件を超えることが確実になり、前述の話ではないですが「モノの買い控え」に拍車を掛けるのは確実です。
税収アップに繋がらないで、弱い者いじめと買い控えに効果をあげてるのであれば、やはり臭いモノに蓋をしたかった人達のご機嫌とり以外のなにものでもなかったのではないでしょうか。「健康によくないものに税金たくさんかけて何が悪い。健康保険料がもっと上がるのはゴメンなんだよ。じじいが弁当食えなくて肺がんになるのは自己責任でしょ」そんな人情のない政治を続けて欲しくないです。