我が家のMac mini (Late2011)サポート終了〜Macの寿命は5年が目安、酷使すればハードウェアは7〜8年で音をあげる

12月になってアップルの「ビンテージ製品とオブソリート製品」ページが更新され、アップルの2011年製プロダクト製品がサポート終了となりました。

アップルの正規ハードウェアサービスが受けられるのは、年次対象モデル製品の製造中止後 5 年間、とうとう我が家のMac mini server も廃版リストのお仲間入りです。ただLate 2014 Mac miniは未だ現役モデルなので、来年生産中止が発表されても2023年まではサポートが受けられるご長寿モデルになるかもしれませんね。

「Mac miniはこれからも重要であり続け、計画はある」とティムクックCEOのリップサービスはあるものの、昔と違って収益率の薄いプロダクトをアップルが企画するはずもなく、ここ数年の設計を見ればユーザーによる拡張性など許すワケもない(先日発売の「iMac Pro」でさえメモリー増設スロットにアクセスできない)ので「Mac mini」という名称が継承されたモデルが登場してもけっこう陳腐だろうなぁ...とか想像してしまいます。

では「Macの寿命」とはいったいどれくらいなのでしょう。

1999 Macintosh G4 M7232
OS9〜OS X10.4 Tiger
大手術を施しながら10年以上現役でしたが...

アップルのサポート

アップルの正規ハードウェアサービスが受けられるのは、年次対象モデル製品の製造中止後 5 年間とされています。

OSのアップデートサポートについては、ハードウェア構成にもよりますが年次対象モデル製品発売から概ね6〜7年というトコロでしょうか。ただ今後の製品に関して言えば、iOSのようにMac OS自体が新しく投入されるデバイスに依存していく傾向(そのまた逆も)が強まるであろうと思われるので、更に短くなる可能性が高いです。

つまりオフィシャル的には「Macの寿命は5年〜」くらいです。

ハードウェアとしての実際

ジブンのプライベート所有の機体履歴で言えば、毎日8時間以上稼働させ酷使されたハードウェアは概ね7〜8年で基盤や液晶、電源が逝ってしまいます。もちろんウチのつれあい向けに購入した2006 iMac などハズレな機体だと4年そこそこで煙があがるという事態もあり得ます。

かつての愛機 1999 Macintosh G4 M7232 のように昔だったら壊れた部品を替え、CPUをアップグレードし、メモリーを増量して高性能なグラフィックカードを奢って、基盤交換までやって10年以上も現役を続けられる機体を維持出来ました。

現在のアップルは、機体内部へのアクセスを頑なに禁ずる製品づくりに邁進しているので、そんな芸当は望むべくもありません。それに概ね5年毎に周辺機器と接続するためのシリアルバス規格が変更されてきてますから、頑なに5年以上経過したハードウェアを使用し続けることは、いやおうなく時代のメインストリームから取り残されることになります。

ソフトウェアとしての実際

毎年メジャーアップデート級のOS変更をするアップルに辟易しているベンダーは多いようで、また旧OSをサポートする余力が無いのか、非効率だと判断しているのか、現在ベンダーから提供されている最新版アプリの多くはOS X 10.9 Mavericks(2013)以降のサポートとなり、なかにはOS X10.10 Yosemite (2014)以降のサポートに切り替わっているものもちらほら...

超メジャー級アプリadobe Creative Cloudなどは「Mac OS X 10.11 El Capitan(2015) 以降」でないと使えません。

さすがに周辺機器メーカーのデバイスドライバーはMac OS X 10.6 Snow Leopard(2009)あたりからサポートしていたりしますが...

旧OSを地道にサポートしている良心的な古参ベンダーはありますが、傾向としては最新版ソフトウェアのサポート寿命は、最終サポートOSから5年未満、と考えておいた方がいいでしょうね。

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我が家の Late2011 Mac mini は果たしてオリンピックイヤーを迎えられるでしょうか、真夏日の酷使では強制冷却してもCPUが95℃以上に跳ね上がる core i7ですから...とりあえずG4の経験に習って 2012 Mac miniを予備にストックしました。レガシーアプリが動作する 安定版OS X 10.9.5 Mavericks でアプリ資産を整備して2年ですから、もうしばらくはこの環境で行きたいです。

Thendebolt接続の外部SSDブートで「macOS High Sierra 」も試しています。来年還暦を迎えるジブンには心配事であるバグ発生以外に最新OSに興味の対象となる機能は見つかりませんが、最新版アプリに対応せざるを得ない場面用つまりは業務用リスクテイクのためにやってます。

年々、歳相応に新しいものには慎重になるジブンです。

 

2023.10.10 復活です!

我が家のMac mini (Late2011)サポート終了〜Macの寿命は5年が目安、酷使すればハードウェアは7〜8年で音をあげる” に対して3件のコメントがあります。

  1. JIm より:

    筆者様

     私も同年代機種です。いい加減、最新を出してよ〜〜!と言いたいです。Apple Top Managementからの、あま〜〜いリップ・サービスはありますが、巷に「噂」の「う」も出て来ない。現行最新版への「乗り換え」も、「今、乗り換えたら、後で悔やむ様な新製品が・・・」で、購入出来ない。もう、心臓に悪いです。

     元々、このMac-Mini、私のシステムでは「母艦」の役割をしているので、非情に重要な位置を任せていますが、最近は、最新OSにも拘わらず、ご機嫌が悪く、気難しくなっています。一度、Clean Installか?等とも考えています。

     最新の、Mac-Mini、想像もつきませんが、筆者様が記しておられる如く、ユーザーは「何も引けない、何も足せない」、まるでキューブが如きMiniだったら、もう、笑うしか亡くなるのかな?と、考えたりします。

    Jim,

  2. inmycab より:

    >Jimさん

    コメントありがとうございます。
    正直なところアップルにはもう期待しておりません(笑)
    「昔のように」は老人の願いに違いないと解しておりますよ

    そのうえで粛々と賢い選択を考える日常でございます。

  3. Jim より:

    筆者様

     ま、正直、本当にこのまま、Mac-Miniが出て来なければ、現行2,013年後期のMacBook Pro Retina 1TBメモリーを、クラムシェルにして、Mac-Miniと交代させ、新しいMacBookPro を購入という、ねじ伏せ的な技も考えていますが、先に必要なのは New MacBook Retinaの「資金」です(笑)。

    Jim,

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