2018年当時、マガジンXには三菱エクリプスクロスの大絶賛記事と大酷評記事が揃って掲載されておりました

三菱エクリプスクロスの情報記事にけっこうなアクセスがあったので...追加

2018年の発売当時にマガジンXの「喜怒愛楽」「ざ・総括」といういわゆるクルマ評論企画記事に揃って三菱エクリプスクロスが取り上げられていて、その評価が180度違ったモノだったのは覚えていて「ざ・総括」記事で日本車としては非常に珍しく★5つが付けられ「三菱やるなぁ」と思ったもんです。

気になったのでバックナンバーを取り寄せて確認してみると...いまさらながら驚くほど両記事メンバーの評価が違うのにアングリしてしまいます。

記事の見出しからして「さすがに旧い」「曖昧」がついてますから、読者には良い評価貰えてないんだろうなとは丸わかりです。記事をあらためて読み直すと「あーこのヒト三菱自動車自体が嫌いなんだろうなぁ」と思えるほどの酷評ぶりだったりするんですが、マーケッター気取りのおじさんの評論は鼻につきます。

確かにエクリプスクロスのフレームは、2000年代初頭に三菱自動車とダイムラー-クライスラーグループが共同開発した年代物で、アウトランダーやRVRと共通のGSプラットフォームでありますが、エクリプスクロスのボディ構造ではアウトランダー比較で高強度鋼が55%増えており、三菱HPにも掲載されてるようにパネルの多くに構造用接着剤による接着ジョイントを追加、さらにストラットーバーによる追加補強を実施しています。

片方の記事の評論家さんは「しょせん旧いからねぇ」と切り捨てて「三菱だもん」と酷評されるんですが、別記事のエンジニアさんは「旨く改良してるねぇ」と感心しきりで「さすが三菱」と優良評価されております。
走りの評価もそのままスライドさせたように「真っすぐ走らせることもできません」と「きっちり基本が出来てる」くらいに違っています。

ちなみにJNCAP(国土交通省と自動車事故対策機構)が実施する新車の安全性能評価試験の評価で三菱エクリプスクロスは★5を獲得しており「さすがに旧い」と言われる筋合いの無いシャーシ安全性能を証明しています。

第1位:96.5点 クラウン(トヨタ)★★★★★
第1位:96.5点 フォレスター(スバル)★★★★★
第3位:89.7点 エクリプス クロス(三菱)★★★★★
第4位:88.9点 RAV4(トヨタ)★★★★★
第5位:88.7点 N-WGN/N-WGN カスタム(ホンダ)★★★★★

内装・外装のデザインについても「喜怒愛楽」記事では”ここまで酷いか”くらいの言われようですが、一転「ざ・総括」では★5つの最高評価でした。

その後、三菱エクリプスクロスは、2019年次RJCカーオブザイヤーに三菱自動車としては12年ぶりに輝き、同年のグッドデザイン賞にも輝きました。
どちらの記事の見立てが当たっていたかは言わずもがなですね。

同じ雑誌の中で扱われるクルマの評価がこれくらい違うのも珍しいですが、それを同一号に掲載してしまう編集者はどうなんだ?とは当時も思いました。蒸し返されるのも迷惑というヒトもいるやもしれませんが、クルマの評論家というのは所詮こんなモンです。

2018年当時、マガジンXには三菱エクリプスクロスの大絶賛記事と大酷評記事が揃って掲載されておりました” に対して1件のコメントがあります。

  1. りゅう より:

    長年にわたり欧州車賛美をしていた雑誌ですから編集者の中にもにも筋金入りの日本車嫌いがいるのでしょう
    その編集車が日本車に満点評価を与えたぼが我慢できなかった
    恐らく自分のお気に入りの欧州車より高評価なのが我慢できなかった
    でも総括のメンバーに反抗出来ないので
    喜怒哀楽の三馬鹿に酷評記事を書かせてエクリプスのネガキャンをしたのでしょう

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