日々の雑感〜高齢IT弱者問題〜実際にネットでワクチン接種予約出来る高齢者は10%程度?

連日、高齢者のワクチン接種予約トラブルにまつわるニュースが後を絶たない。アプリデータベース、電話回線パンクと受けてである行政側のお粗末満載ですが、そもそも高齢IT弱者を対象にパソコンやスマホを使わせようというのがアホだし、十分な電話回線も用意していないのだから起こるべくして起こったお粗末過ぎるトラブル。

では「高齢IT弱者」とはどれくらいいるのだろうか?
パソコン、スマホの世帯普及率を見ても、今回の65歳以上対象の高齢者がネットからワクチン接種予約が可能だったのはせいぜい50%程度、もっともガラケー代わりにカンタンスマホ持ちになりネットブラウズの経験もない高齢者の比率もけっこうに多いし、ブラウズ出来てもクソ解りずらい画面の文字を追いかけて操作できるレベルのヒトは更に半分以下だと推測、実際に予約作業できるのはせいぜい10%台ではなかろうか...

2021 スマホ普及率
(ガベージニュース:携帯電話の普及率現状をグラフ化してみる 抜粋)

2021 パソコン普及率
(ガベージニュース:パソコンの世帯主年齢階層別普及率をグラフ化してみる 抜粋)

比較的カンタンなLINEを使った磐田市のワクチン接種予約、友人の母親(72歳)はスマホを持って3年、LINEで普段のやりとりが出来る程度には使えるそうだが...

磐田市のワクチン接種予約説明

最初からつまづきます。磐田市のHPにあるワクチン接種予約説明を入手することが難しい(と本人は感じる)スマホにダウンロードして説明を確認出来ても、説明書を見ながらでないと操作出来ない(と本人は感じる)説明書を印刷してから...プリンタが無い...と友人は電話越しに2時間以上掛けて対処法を説明するもだんだん母親の機嫌が悪くなって続行不可能に... 

まぁそんなのが多くの実態な気がします。

もはや能無し呼ばわりされている菅総理ですが「スマホ料金を半額にする」と頑張った甲斐あっていまやキャリアの旧ビジネスモデルにとっては壊滅的な価格にまで落ちた通信料金。デジタル庁が1億国民にデジタル化をゴリ押し推進できるベースがやっと出来た感があります。ただしまだまだアプリや行政サポートはお粗末過ぎるので「高齢IT弱者」向けには、HPやアプリにAI音声サポートくらいは不可しないとまともに使ってもらえないです。