忘れじのクラッシック・ミニ7〜マツダ　R360クーペ

昔、自分が幼稚園の入学式の時に。両親と記念写真を撮ったバックに写っていたのが、マリンブルーのマツダR360クーペでした。我が家のマイカー初号機で２年くらい車庫に収まってましたかねぇ...。

ドライブに出かけた記憶がないんですが、写真には近所の人達との記念写真があったりします。乗車定員は２名と言われていますが。狭いなりに後席は有ったし、なにしろ「クーペ」なんだから、車検上は定員４名なんだったのではないかと....それにしてもかなり狭い思いをしたはずですね。

MATSUDA R360 Coupe（1960-1962）
エンジン 　強制空冷4ストロークOHV 90° V型 2気筒
排気量　 356 cc
最高出力/トルク　16 ps / 5300 rpm　　2.2 ?-m / 4000 rpm
駆動方式　RR
仕様 KRBB型　4速MT
KRBC型　2速AT

MATSUDA K360（オート３輪）との共用エンジンでしたが、R360ではアルミ/マグネシウムを多用した軽量設計、高回転型に仕様変更。軽自動車で初めてATミッションを搭載しました。

サスペンション　４輪トレーリングアーム独立懸架
トーションラバースプリング

全長 　　　2980 mm
全幅 　　　1290 mm
全高 　　　1290 mm
ホイールベース　1760 mm
車両重量 380 kg

まだウチの商売が調子良かった親父の青春時代の１台ですが、手に入れられたのはなによりその格安な価格設定だったんでしょう。先行していたスバル360が36〜39万円していたところに「30万円」の値札をぶら下げてくれたんです。ただ大卒初任給1万5千円の時代ですから、いまならエスティマ・クラスを庶民が買う感覚だったんでしょうね。