激走2,800km! カングーでGW北海道遠征旅行その3〜お勧めベアマウンテン、懐かしの然別湖はまだ凍って雪の中でした

~遠征旅行の3日目~

朝が早くやってくる北海道、天気予報は少なくとも一日の半分は晴れでいてくれると告げています。季節的に濃い夏の青さはまだ期待できない空ですが、朝もやの美瑛の丘も感動的です。今日はまず富良野をすり抜けて、十勝・サホロリゾートにあるベアマウンテン(東京ドーム3.2個分の敷地)で自由気ままに暮らすヒグマさんを見に行きました。結論から言うと大満足!動物園的な登別のひぐま牧場に比べるとサファリパーク的なところです。

夏日になった日中の陽射しにたまらず麦わら帽子を買ったつれあい

冬眠明けでまだ脂肪が厚い(体重200kg over)ジョイナーさんのお尻

 

サホロリゾート・ベアマウンテン

はじめは「遊歩道コース」だけで済ます気で入館したのですが、チケット売り場のお姉さんが「絶対ベアウォッチングバスに乗らなきゃ! WEB割引しとくから」とそそのかされて、鉄格子付き専用バスに乗って「大正解」でした。敷地内を横断する遊歩道(歩道橋)からでは迫力が伝わりません。

新得町で蕎麦を食べて、富良野でチーズ、ワインを買い込み、カングーは然別湖に向かいます。GWの北海道はオフシーズンにあたるので道路は空き空き、快調なペースで走れます。そして今日もお昼を廻ったところで26度と暑いです!

学生時代のバイク旅では然別湖畔にキャンプを張って1週間ほど長居をしたことがあります。毎朝テントの周りはエゾリスでいっぱい、たまにキタキツネが挨拶に現れていました。そんな然別湖ですが、GW時期はまだ湖面が凍ってキャンプ地の野営場は雪に覆われておりました。

然別湖から糠平湖を経て三国峠-大雪湖へ続く国道273号線を北上します。いまでこそ「日本の名道50選」にも選ばれる国道273号線ですが、32年前バイクで走った頃ここは深い砂利道が延々100kmあまり続く「熊出没注意!」の看板が並ぶ悪路でした。すれ違うクルマも皆無で砂利にタイヤを取られそうになりながら、60km/hも出せないバイクに独りなのだから内心おだやかではないという、いまでは無くなってしまったアドベンチャーが昔はあったんですよぉ...

いまでは素晴らしく整備された国道273号線
昔は地平線の果てまで砂利道でした...

1980.8.12

 天気予報は良い意味で外れてくれて午後は晴れときどき曇りににわか雨。つれあいのリクエストで北見の手前にある「北きつね牧場」に立ち寄りました。よく言えば昭和レトロ、栄華の夢の跡的な雰囲気な施設で、正直「しょぼい」のですが、昔に出会った野生のキタキツネの習性そのまま「臆病」と「好奇心」の表情と物腰を見ることができました。

これ以上は近づいて来ません。ぴくっと身動きすると
さっと離れて、じっとしてるとまた観察しにやってきます。

この日のお宿は網走にある「かに本陣 友愛荘」 ずーと「かにが食べたい!」とうるさいつれあいのご要望どおり「かに食べ放題」を看板に掲げるお宿です。この日はちょっと欲張った観光プランだったので、チェックインしたのが7時。「かに食べ放題」は9時までのコース料理だったので急いで食事処へ。出されたかにが無くならないそばから追加のかにが....結局、満腹120%でコース料理を全部は食べきれなくて、つれあい曰く「かには当分見るのも嫌、おみやげにも買わない」となりました(笑)