モンキーRT〜5年ぶりの再起動に向け点検・整備開始
バイクに乗って遠くに出かける...どころかまたがる余裕も失っていたこの5年くらい
コロナ禍も一段落しそうで暖かくなってきたのを機会に、まずはモンキーRの再起動です。
再起動と言ってもホントに5年もほったらかしていたもので、なお且つ最後の頃はエンジン不調に見舞われていたので、あらためて点検・整備から始めております。
油脂・ゴム系は経年劣化が激しいので総チェックが必須です。案の定フロントブレーキは動きが鈍くピストン固着の様相だし、フロントフォークのダストシールはボロボロです。何気に分解整備にお金が掛かりそう。さらに前・後輪ともサイドウォールにひび割れ発見...まだ2,000km位しか使っていなかったのに...交換必須ですなぁ。高性能タイヤなんか履く気は無いので出費5,000円というトコロでしょうか。
肝心のエンジン廻りはと言うと...ガソリンタンクの蓋が開かない。キーを挿して回そうとしてもピクリとも動かない。完全固着確定です。しょうがないのでリムーバー吹いてラスベネ吹き流し込んで1日放置、それでも回らないながらグニャっと手応えがあるので...スペアキーを作ってペンチで思いっきり、ガタガタ言わせながら、思いっきり...を繰り返しながら30分、スペアキーがねじ切れる前になんとか90度廻してロック解除。蓋自体もタンクに張り付いてる様子ながらリムーバー吹いてネチネチ引き剥がしてなんとか取れました。
ガソリンタンク内にもガソリン固着の痕跡。これは難儀しそう...なのでじっくり取り組むことに。(予め長期保管する場合は全てのガソリンを抜き取ったあと、パーツクリーナーでタンク内をクリーニングして、CRCとか防錆剤塗布しておきましょう)関連してガソリンコック内もガソリン固着で詰まりが発生。これはなんとか掻き出してクリーニング。コックはOFFだったのでキャブレターは分解チェックでも一見問題無しでキャブクリーナー吹いて、アクセルワイヤにラスベネ吹いて終了。
エンジンは、ドライブシールからオイル漏れ発見。カム軸受に軽い焼付き跡...オイルレベル管理はしていたはず...と廃油してみるとキラキラ切削屑が結構混じっておりました。C100EXのピストン/シリンダでボアアップ以来振動が増えて気になってはいたのですが、2-3速のギア入が渋くなっていて...これは本格的なOHが必要です。
TZRリアフォーク/TZMリアショックの組み合わせは他に見たことないですが、当時は延長キットなんか売ってなかった時代、12インチのTZMホイール/リアディスクも用意はしてあるんですが...ひっちゃき走りはもう無いのでやっぱり10インチオリジナルにこだわってみます。
なんにせよ空いた時間にゆるゆる掃除と整備をしていきます。