Mac mini Late 2012以前のモデルでは汎用mSATA・SSDによるアップグレードが可能でしたが、Mac mini Late 2014(SSD搭載モデル)からは専用SSDが使われておりアップグレードが出来ませんでした。しかし「macOS 10.13 High Sierra」でAppleのネイティブNVMeドライバがサードパーティ製NVMe SSDでも利用できるようになり、最近ではM.2端子をApple製SSDの端子に変換してくれるアダプターを介してサードパーティ製NVMe対応SSDが利用できるようになりました。またMac mini Late 2018のSSDはオンボード搭載となりApple T2で暗号化されているため、サードパーティ製NVMe SSD利用してのアップグレードはできなくなっています。
目次
mac mini SSD適合リスト
リリースモデル 製品型番 (技術仕様LINK) |
SSD仕様 変換アダプタ仕様 |
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Late2018![]() |
アップグレード不可 →Thundevolt 3 接続M.2 NVMe SSD |
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Late2014![]() |
JetDrive 820 & 850
※JetDrive 820では接続端子部分がApple独自のPCIeスロット形状に合う専用設計。PCIe Gen2 x2接続のため Mac miniでの転送速度は実質550〜650MB/sec程度 従来からあるAHCI(Advanced Host Controller Interface)制御方式のでは旧Mac OS(OS X)から最新のmacOCまで幅広いOSで利用可能。 ※2014 mac miniのHDDモデルの場合、PCIeスロットを増設する必要があります。 【macOS 10.13以降対応】 NVMe SSD & M.2→Apple変換アダプタ 1TBで1万円前半のコストパフフォーマンス! macOS High Sieraアップデートやディープスリープ時にカーネルパニックや一時的にSSDを見失う症例を改善した「Sintechアダプタ」最新版。![]() 「Sintechアダプター」 |
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Late 2012
Mac mini- 技術仕様 |
2.5inch mSATA・SSD
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Thunderbolt 3接続 M2 NVMe SSD
Late2018 mac miniではSSDを換装出来ない仕様になったので、物理的に記憶容量を増やすためには外付けストレージとなります。内部ストレージ(PCIeベースSSD)に迫るパフォーマンスを期待するなら、Thunderbolt 3 接続のNVMe変換 M2 SSDケースとM2 NVMe SSDの組み合わせです。
USB3.1(Gen2)接続 M.2 NGFF SATA SSD
M.2 NGFF SATA SSDをUSB Type Cに変換するM.2 SSD ケースを使えば、USB接続で最大10Gbpsの高速伝送をサポートします。※装着するSSDの対応インターフェースに注意
2021年のSSD選び
6年前に「SSD選びのポイントは容量とランダムシーケンス性能」という記事を書きましたが、基本的にはいまでもそう思っています。ただSSDのリード・ライト性能はずっと速くなっているし、価格差とスペックが必ずしも一致しないこともあって、ムービー編集の専門スペック重視でもないかぎり”速さ”を競って製品選択するのは、実質的には(感覚的には)意味ないレベルに達しており、普及タイプの汎用型、M.2型ともに「1TB=1万円」がトレンドになりつつあります。投資は効率良くです。