愛すべきオッサン達の奇妙な一致〜新型コロナウィルスの脅威〜武田邦彦vs池田信夫

"ガラガラポンに向かう社会" カテゴリー記事
  

敬愛すべき武田邦彦、池田信夫のお二方、さまざまなデータを持ち出してきては独自の考えを展開されているのですが、何故か導き出される結論というかベクトルは180度ずれて衝突すること度々…なのですが「地球温暖化問題」に続き「新型コロナウィルス問題」についても見解は奇妙な一致を見ることが出来ます。

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武田邦彦 wiki

科学という宗教の本家本流を行ってるエンジニア出身の工学博士。旭化成でウラン濃縮に携わり内閣府原子力安全委員を務めた経歴からすれば「脱原発」の主張は傾聴されるべき、と思われるもその主張は原発推進派からインチキ呼ばわりされること度々。

<新型コロナウィルス関連のコラム一覧>

池田信夫 wiki

朝日新聞志望ながらもっと面白そうなNHKに入社、散々オモシロい現場を廻って管理職辞令が下りるや”もう面白くない”とさっさとNHKを退社してしまう…なんだかジブンのリーマン時代と同じようだなぁと生き方には親近感を覚えます。

<新型コロナウィルス関連のコラム一覧>

「新型コロナウィルスは大したことない」というのがお二方の共通認識であります。

さらにコスト意識高い系の池田さんは、「馬鹿な大衆が騒いで経済影響がでかくなる」「原発事故時のデマゴーグを思い出して胸糞悪い」旨の投稿まで添えられております。そして科学者らしくなく人情熱い系の武田さんは、「政府も医者もちゃんと面倒みろよ」と人権派よりのコメントを加えて話を組み立てておられます。

新型コロナウィルスの脅威

新型コロナ関連記事を投稿しているジブンもおおよそお二方と同様な認識ながら… なお「脅威」と感じている部分があります。

  • 潜伏期間の長さ
    インフルエンザとの比較でよく言われる「致死率の低さ」はごもっともなんですが、新型コロナの潜伏期間:12.5日(もっと長いとも言われていますが)は、インフルエンザ:2日程度に比べて5倍以上も長い。加えて潜伏期間でも感染すると言われていますから「感染力」は、ちまたで言われているより強くてインフルエンザの10倍以上とも考えられます。
     
  • 再感染・再発症の可能性
    治療を終えて陰性判定の感染者が再び陽性判定となり具合が悪くなるという事例(これはPCR検査法の不確定要素によるものなのかもしれません※2)が多く発生しており、感染者の体内で作られる免疫抗体の効力・持続期間が、新型コロナでは通常よりも小さいのではないかと推測する学者もいます。
     
  • 現時点での感染判定の遅延・不確実性
    どうやら感染研OBの横槍で遅延させられていた民間機関でのPCR検査が実施に向かえば、感染判定遅延は解消に向かうのでしょうが、感染判定のサンプル数、実態が解らないコトがイチバンの脅威です。さらにゲインを拡大判定するPCR検査法自体に不確実性が内在する※2ので、確度の高い検査方法を早期に開発する必要があります。
     
  • 有効な治療方法の不備
    確率統計的に「たいしたことない」のは理解出来ますが、万が一感染・重篤化した場合、現時点では「新型コロナではインフルエンザと同様な治療を受けることが出来ない」状況ですから、心理的に「たいしたことない」では済まないプレッシャーになります。トライ&エラー的に既存薬が投入されたりしていますが、現時点では「特定の病院の特定の患者に」処方されているに過ぎません。
     
  • 変異の可能性はインフルエンザよりはるかに高い
    潜伏期間がインフルエンザに比べて5〜6倍も長いそもそもの理由は不明ながら感染力は遥かに高いと思われる新型コロナですが、遺伝子の長さがインフルエンザの15倍と最長レベルに長く、体内でのコピーエラー(変異)の確率はインフルエンザと比べものにならないほど高いと言われています。
    「潜伏期間が長く、感染力も高く、変異が起こりやすい構造を持つ」というだけで、取り越し苦労的に恐ろしさを感じてしまいます。
     
     

※2 PCR検査の判定自体に疑問があったのですが…判定解説されてる専門の方のサイト記事がありました。

おもしろいです!
   

いずれにしても我が家で出来ることを普段より気をつけてやるだけです。

仔細を勘ぐることは「不安を煽る」行為とは思いませんが、正直なところ「政府対応の愚鈍さがこの騒動をどこまで助長させてしまうのか」という点には関心があります。そういう意味では下記の記事が言ってるコトの方が「新型コロナウィルスの脅威」の的を得ているとも言えます。

Yahoo!ニュース
見えない「新型肺炎クライシス」の本質とは何か(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニ...
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200227-00333046-toyo-bus_all&p=1
前回は、新型肺炎にからんで「ついに株式市場の『化けの皮』が剥がれ始めた」という話をした。今回は、新型肺炎を別の観点から見てみよう。つい最近まで株式市場が過小反応だったのに対して、一般の人々が過剰反応 - Yahoo!ニュース(東洋経済オンライン)
しかしながら行動経済学の正しさを訴えたところでヒトの業の振り向き先を変えることが難しいことは記事の筆者自らが吐露しているとおり。実際には理屈と理性を流布しても問題は解決しません。SNSの馬鹿過ぎる嘘話は論外ながら、数ある正論まがいの正義をねじ伏せる知恵ある賢者か、乱暴と言われようとも分かりやすい大岡裁きを演じられる人物でも登場しない限り、騒動の水引き、終演はないというモンです。

 

 

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