激走2500km! カングーで九州遠征旅行その5〜福岡・失踪者現る

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2011.12.29〜31の出来事

今回の九州遠征旅行は、その場の思いつきや成り行きで動けるようにとかなりアバウトな、スカスカのスケジュールしか立てていませんでした。ジブンのメインイベントは、度々の移転・引っ越し・トンボ帰りの帰省で結果的に音信不通となってしまった郷里・福岡の友人を尋ねてみようというもの。

 

若い頃のシゲルくん
(わかる人にはわかると思うのだが…)
現在は福岡市大橋交差点にあるバイク店「INOUE-R」のオーナーである
※「R」は「Racing」じゃないです「輪業」の「R」です


以下、物語の作文風にご紹介いたします。

昨年東京出張の折に再会していたヤハタくん宅に夕飯のお呼ばれに。つれあいとおじゃまするのは5年ぶりです。日本の半分をグルグル転勤して20年ぶりに福岡へ帰って来たヤハタくん家族は、やっと落ち着いた心地がするんだと。娘も嫁ぎ、息子はマーが見上げるほどに大きくなって、積み上げてきた成果がそこにあるんだと思います。父さんはもっと胸張っていいぞ。落ち合うはずだったナカムラくんはインフルエンザでダウン。再会はまたしばらく先になりました。

小学校から高校までなにかとつるんで育ったサクラギくんとは、あわただしい20年位前を境に連絡が取れなくなっていました。そこで高校の頃に引っ越したサクラギくんの実家のおぼろげな記憶を頼りに探して…すぐに見つかりました(笑)呼び鈴を押すと、初老となっても記憶にダブるお父さんが出てこられて「にわかには信じがたい話である!」と始まりましうた。そうです三十数年ぶりの息子の友人の顔など記憶バンクに留める価値はありません。十数分立ち話が続いてなんとか「息子の旧知の友人らしい」と自宅電話番号を教えてもらいダイヤルしてみます。最初はサクラギくんの息子さんが出て「電話があったことだけ伝言ください」と終わろうとしたトコロでサクラギくん奥さんが割り込んで「○○さんですか? おひさしぶりです」いやぁ助かったぁ〜という思いと、20数年前に2度しか会ったことのない旦那の友人を良く記憶されていたもんだと感心しました。(夜、サクラギくんから携帯に連絡が入り後日会う段取りに)

まだバイクで九州まで帰ってきていた頃、ぶらっと立ち寄っていたのがシゲルくんのお店でした。前日ヤハタくん宅で「シゲルはやる気がないもんねぇ」と夫婦揃って連発されていたのをウチのつれあいは聞き逃しません。「見てみたい」という強い希望で(なくても行く予定でしたが)年末でお店は閉まっていましたが、今回もアポなしでピンポンを鳴らしてみました。居ましたね。シゲルくんとも十数年ぶりですが、確かに相変わらず「やる気」ありません。「高校に入ったときからオレの人生は…云々」それでも耐えていまではビルオーナーです(本人は借金王だと言っていますが)しかし少なくとも見てくれは「いいオトコ」だし、地元に根を張ってるから何故か同窓生名簿なんかが置いてあって皆から愛される「いいオトコ」だったりします。それからどうやら

ジブンは失踪者だと言われていたらしい。

なるほど、それくらい不義理をしてきたということです(笑)同窓生名簿を眺めると、東京で行方がわからなくなったのがちゃっかり帰郷していたり、アイツは煤煙けぶる街に嫁いだのね、とかいろいろわかります。ウチのつれあいの興味も満足させられたので「また来るね」「もう店はやめとるぞ」「もうここにはおらんかもしらんぞ」と見送られました。

年末の銀行員はたいへん忙しいというのに、大晦日の前日にサクラギくんは仕事を早く切り上げて駆けつけてくれました。いつのまにか銀行役員にまで出世していたサクラギくんですが、大昔と変わらぬ「ばかちん」でもありました。なにしろ現在もスプリント耐久を走るプライベート・ライダー、それだけだったら中年オヤジの娯楽趣味だとも言えますが、何しろシングル・ゼッケン「2」を背負って走る銀行役員です。なかなか想像しがたい五十代でしょ?(笑)中身はなんも変わっていない「いいオトコ」です。ただ訃報も同時にやってきました。やはり高校までつるんで走っていたオガタくんが今年逝ったとのこと。C型肝炎を発症しての早すぎる死。もっと早く連絡を取っていればと悔やまれます。そうそうフジオカさん(旧姓)と携帯越しに声を交わしたのも20数年ぶりなのに、互いに聞き覚えのある声を誤ることはなかったですね。

一見高校生でも通用してしまう、日頃から年齢不詳扱いされるウチの三十台のつれあいは、どこを尋ねても興味津々の対象でしたが、さらに頭の中の常人には理解しがたい奇抜な才知を披露するまでの時間はありませんでした。なにしろスーパーのレジ打ちのおばさんにも尻込みする程の人見知りですから、短い時間では旦那の友人の前で終始おとなしいつれあいでした。

もっといろいろ廻れたらいいのに、と思う頃には帰路に着く日が迫ってきました。なんだかしばらく止まっていた時間がまた動き出したような気がします。

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