MacオンリーのデータバックアップにもWHSが最適なワケ〜Drive Extender

ウチのお仕事ではWIN:Mac=3:7位の割合なので先日導入したHP MediaSmart Server EX490 はまさにピッタンコなのですが、Macオンリーユーザーにもバックアップ機種として超お勧めです。実際「macmini server買おうと思ってる...」と言ってたデザイン事務所にも四の五の言わせず導入させました(笑) バックアップサーバー用に高価なmacmini server(実勢価格:90,000円)使う予算があったら、6倍(6TB〜)以上のバックアップ構成ができますもん。 

しかしMac用のバックアップ機種にWHS(Windows Home Server)機をお勧めするのは、ドライブエクステンダーでHDDが扱えるトコロです。


二昔前なら「CDR、DVD-Rにバックアップ」があたりまえでしたが、生成ファイルが数十MBはあたりまえになってくるとそんな事では追いつかなくなって、「外付けHDDにバックアップ」が常態化。それからは250GB増設、500GB増設、1TB増設....と増え続け、やりくりをマネージメントしないと使いづらい状況に。格安な状況になってきた2TBHDDを買って集約させようか、とかを繰り返すハメになります。

WHSのドライブエクステンダー機能は、複数のHDDを1個の「サーバー記憶領域」として扱える仕組みなので、容量が足りなくなってHDDを増設しても「サーバー記憶領域」が広がるだけです。※1 また「複製」オプションを選択するとデータを別ドライブに複製してくれるので、単体のHDD障害によってそのデータが失われるという事も回避してくれます。(複製データ分、記憶容量は少なくなりますが)  業務用などに用心深く「バックアップのバックアップ」まで考えると、必要な容量は結構なモノになります。いまのところ、「低予算で、簡単に、安心の大容量バックアップ」を実現できてるのはWHSサーバーだけではないでしょうか。

 

以前「Mac mini 型番MC408J/A -Snow Leopard Server- 〜これ欲しい! のだが…」 を書いたのはあくまでG4の代替えであって、バックアップサーバーに使おうなんてことを考えてたわけではありません。AppleのTimemashineは悪くないアイデアなのだけど、そのためだけに働く「Time Capsul」は割高過ぎる気がします。HP MediaSmart Server EX490 (WHS)ならば、Time Capsulと同じ事が出来て、その数倍の機能拡張と容量拡張性を持っています。

 

※1:これによく似たRAIDによる「仮想ドライブ」という仕組みが古くからありますが、HDDの制限や論理構造が複雑で専用チップセットによるもの、ソ フト ウェア制御によるものも、いざ障害が発生すると復旧が大変(経験済み)で、実際にはRAID0(スタライピング)かRAID1(ミラーリング)の仕様でし か扱えません。