地震について〜さいたま市は安全か? 何故か変形している『さいたま市地震防災マップ』を修正してみました

昨年ご紹介した「地震について〜さいたま市は安全か?<22年度版>」の『さいたま市地震防災マップ』ですが、掲載されているさいたま市のカタチがなんだかヘンだなぁ、と思って地図と比較してみると実際にかなり変形したモノでした。(考えにくいですが)掲載スペースの問題なのかつぶれたカタチをしています。地図をアンダーレイヤにしてあるマップもあって一見解り易そうで、実は詳細地域部分が全く解らないツクリに仕上げてあります。

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この変形してなお且つ解りにくいアンダーレイヤの地図をまともなモノ(21,000分の1縮尺、高解像度150dpi相当)に差し替えて、分布域をフィッティングさせた<修正追補版>マップを作ってみました。

※部分拡大して表示させると該当地域が確認できるようになりました。

・さいたま市の揺れ易さマップ(東京湾北部地震想定)
・さいたま市の危険度マップ(東京湾北部地震想定)
・さいたま市の揺れ易さマップ(関東平野北西部緑断層帯地震想定)
・さいたま市の揺れ易さマップ(さいたま市直下地震想定)
・さいたま市液状化マップ

 

さいたま市地震マップ(高解像度A4版PDF)をダウンロード

ダウンロード利用にあたって

 
オリジナル原本のマップ情報ではいったい何処の状況を指しているのか、かなりアバウトにしか掴めずはっきり言ってみかけ倒しの内容になっています。

市民に情報開示しているように見せかけて実ははっきりした情報は渡さない。なんだか今回の原発事故のデータ開示と似たような姿勢に見えます。原発事故では「パニックになるのを恐れた」と言われましたが、地震マップの場合は「不動産にかかわる問題にもなりかねない」と一部のクレーマーを恐れたのかもしれませんね。しかしながら防災情報だからこそ正確で解り易いモノを出してもらいたいものです。