日々の雑感〜科学は理屈を捏ねた直感・山勘・第六感〜新型コロナとACE2

新型コロナは消え去ったかのような日常を取り戻している昨今、それでも「外出にはマスク」がエチケットの様に習慣化しております。感染症の専門家は口裏合わせたかのように「第六波は来ます」と言ってるのに根拠はありません。ジブンが「二度ある事は三度ある」と言ってるのと大差なく「用心しましょ」と解釈していればいいです。

新型ウイルス(COVID19〜SARS-CoV-2)の感染は、SARS感染時の治験研究から「新型ウイルスのスパイクが人体細胞のACE2受容体と結合することで感染する」とされています。
ACE2は、アンジオテンシン変換酵素2の略称で、血圧を上昇させる作用を持つアンジオテンシンⅡというホルモンを分解して血圧を降下させる働きをします。ACE2は高血圧、肺炎、心不全を抑える作用があるとされていますが、ウイルスに感染させる受容体という二面性があるという、実際のトコロ専門家にも詳しくは理解されていない酵素と言われています。

2019年、年末に武漢ウイルスとして認知された際、すぐに感染メカニズムは解明された...かに見えました。そのうえで1000 genomes projectが感染リスクの高い人種をACE2保有率の高い順に発表しました。

日本人が最も感染リスクが高く、欧米白人はリスクが低いと発表していましたが...その後の経緯で明らかなように、世界の感染状況はこのリストを逆さまにしたような有様でした。

科学者は、それまでの知見と実験、データ採取を重ね合理的に理屈に合致すると思われる考え(仮説)の裏付けとして様々なコトをおっしゃるが、そのほとんどはいわば直感・山勘・第六感が出発点、もしくはとりあえずの見解であって、決してありがたい真実には程遠いシロモノです。

 

囮ACE2薬の開発

新型ウイルスが細胞表面のACE2受容体にとりつく前に囮ACE2をばらまけばウイルスが食いついて感染拡大させられなくなるんじゃない?と思いついたヒトがいても不思議じゃありません。

 

喫煙(タバコ)は細胞表面のACE2を減らす

喫煙者は(免疫が非喫煙者より低いとか、肺や心臓にダメージを抱えてる可能性が高いとかの潜在理由で)重症化リスクが高くなると言われていますが、一方で喫煙者はコロナそのものには感染しづらいというデータもあります。与太話とされていますが先日、この与太話に乗っかった広島大学原爆放射線医科学研究所の谷本圭司准教授から、喫煙をヒントに感染予防や治療薬に至る可能性が示されました。

新型コロナ登場以来、明らかに間違ったこと言ってた専門家や医者、科学者と言われるヒト達がいましたが...絶対「私は間違っておりました」とは言わずほっかむりして黙っちゃいますもんね。「科学は理屈を捏ねた直感・山勘・第六感です」と開き直ればいいとは言わないですが「自分の見立て違いでした」くらいはあたりまえだと思う。