povo2.0に乗り換えました〜物理SIMからeSIMへMNP開通までの実際

コロナ禍・テレワーク・ビデオ会議とここのところ外に出かけることがめっきり減ったせいもあって2月だけを切り取ってみると日本通信SIM(合理的シンプル1GB 290円)プランでもじゅうぶんな利用状況... au契約でもそれなりにお安いのだが...

My Date Mgr アプリ 2月の通信内訳

ただ外出しだすとそれなりに通信量が増えるのは明らかなので、そうするとMVNOいろいろあれど料金はいずれにしても数百円の変動レベルなので、ものは試しに今回はiPhone SEで auからpovo2.0に乗り換えてみました。(事務手数料等、余分な経費ゼロ円だったので)

iPhone SE(第二世代)は、eSIM搭載のデュアルSIM対応なので、MNPしたその場で乗り換え完了・利用開始できるメリットが...とは言うものの実際に試したことも無いでは”還暦過ぎのIT素人”も同然なので、今回は元のau(SIMカード)は挿しっぱなしで、iPhone SE内臓のeSIMの方に電話番号を引き継がせる契約(MNP)を実際にやってみました。

 

auの解約前の作業 

  • MNP予約番号発行の申請
    WEBから申請出来るようになって、無料になって バンザイ
    auでは5分くらいでSMSメッセージ宛発行されます。

  • オプション契約の解除
    au由来のオプション契約は全て解除しておきましょう。au契約自体を解除すれば全てチャラになるような気がしますが、中にはいやらしい規約でau契約解除後もお金取られる類の契約オプションもあるやのように規約があります。無料だろうときっちりオプション契約の解除はしておくのが吉。
     
  • SIMロック解除
    iPhone12以前ではSIMロック解除が必要です。昔みたいに半年経過しなくても買った即日からSIMロック解除出来ます。iPhone13からはそもそもSIMロック無くなってますが... 

久しぶりの大手キャリアの「大幅に簡略化した」という契約内容はやはり最後まで内容を把握するには複雑すぎて、さらに契約解除はWEBで完結するようになったとは言え、オプション契約の解除、最終契約解除とも引き止め、恫喝まがい、アンケート要求等、何ページにも渡ってクリックさせられ相変わらず面倒くさいです。

 

povo2.0 契約だけならゼロ円 

菅義偉元首相の肝いり「官製値下げ」政策にムリクリ対応した結果、KDDIが作ったのが「povo」というMVNO、くらいの認識しか持ち合わせていなかったのですが、実際使う気になってセットアップしていくと中々旨く出来てると思います。

契約ごとも含めてpovo2.0アプリを使って、認証作業から契約完了まで10分足らず、新規番号取得/電話番号引き継ぎまでの契約なら「ゼロ円」です。ただこのままだと「180日」後に解約対象となるようですが...トッピングと呼ばれるオプション、期間限定の通信量を追加設定して契約維持する仕組みです。もちろんいつでもMNPできます。iPhone SEは、eSIM入りデュアルSIM対応機種なので、eSIMでの契約ならほぼ遅滞なくMNPが完了、すぐに使える気安さがあります。※

デュアルSIMに対応している機種なら プライベート/ビジネス用の番号使い分けというのも出来ますが... まだLINEや電話帳などのアプリの紐付けが複数SIMに対応していないので、そんな自前の頭を切り替えなきゃならん操作は不便...事故のもとです。

※契約アカウントがメールアドレスで、承認はスマホ宛SMS通知という気安さなので、第三者に契約アカウントのメールアドレスが知れると、容易に契約変更・解除されてしまうという事態も考えられますので注意を...

 

e-SIM設定の実際 

povo2.0アプリで申し込み内容の確認後、e-SIMの設定に進むとe-SIM設定用QRコードが発行されます。画面スキャン画像を別端末に転送、表示させておきます。

アップルの「eSIM でデュアル SIM を活用する」ページを参考に、iPhoneのeSIM/デュアルSIM設定を行います。

設定画面

「モバイル通信プランを追加」をクリックします。

各個人の契約内容で表示は異なりますが、SIM番号とは電話番号のことです。
「スキャンまたはコードを入力」をクリック。
povoアプリで転送されたQRコード画像をスキャンします。

「モバイル通信プランを追加」をクリック

「続ける」をクリック

eSIMにpovoの契約が読み込まれました。「旅行」とかふざけた名前だったのでジブンの場合は「povo2.0」に変更しました。

「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声回線」をそれぞれ別のSIMに割り当てられるようです。またモバイル通信プランは使用操作で随時変更出来ます。
しかしながら、今回ジブンのように物理SIMからeSIMへの電話回線の乗り継ぎMNPの場合は旧契約の物理SIMは実質機能しなくなっているので、上図の「主回線」はオフにしておきます。あるいは実質機能しなくなった物理SIMを抜いてしまえば、最初の設定画面のようになるはずです。

 

 

<追記> au解約精算/povo MNP精算の報告 

2月後半にauと契約して「一括イチ円」iPhone SE2を購入したワケですが、2月末に怪しげな初月無料オプションの解約後、MNP手続きでpovoに乗り換え、規約上の違反は一切無いのだけれど巷のウワサによれば当分のあいだauサービスとの契約は拒否られる可能性が高いらしい。それを”嫌がらせ”と取るかどうかは本人の考え方次第だが、auにもお客を拒否る権利はあるワケで、ただそれを未来永劫続けるとも思えないので、とりあえず親会社のKDDIがやってるpovoサービスからは拒否られることもなくMNP、キャリア版MVNOサービスらしく無駄なお金を使う必要がないのは今風です。

auに限らずキャリアの料金は明細が来るまで毎月幾らふんだくられるのかわからないトコロがあって、蓋を開けてみるとイチバン最小の通信サービス契約であってもこんなです。

しっかり事務手数料取られるコトや通話料が割高なのは予めわかっておりましたしが、なんだかんだの意味不明項目が並ぶのは相変わらずです。とりあえず「弱ってきたiPhoneのバッテリー交換費用」相当分で新しいiPhoneが手に入ったとは言えます。

2月末にMNPでpovoと”契約だけ”して、3月に入ってからいわゆるトッピングしました。”契約だけ”でもKDDIの良質な128K通信が使えるのでLINEやSNS関係はほぼ問題なく使えるので「このままゼロ円契約でもいいんじゃない?」とか勘違いしそうでした。待受専用ならそれもありか...

3月に入ってトッピング前の請求書、ホントに”ゼロ円”でした。
事務手数料が発生するコトもなく、意味不明項目が並ぶこともありません。
ネット完結型サービスならではです。

auショップとか実体が必要なヒトもいるし、過剰とも思われるサービスを必要と感じるヒトもいるのでやみくもにキャリアのサービス、通信料金を否定するつもりはありません。
グレーなキャンペーンも必要なんだろうなぁ...と承知しております。
いやさ、いち消費者としても”グレーなキャンペーン”を歓迎しておりますので、次の機会はまたよろしくお願いいたします。