首都圏直下型、南海トラフ大地震、巨大津波がやってきたら〜さいたま市は安全か?

2023.2 追記
南海トラフ地震に関しては、NHK 全国ハザードマップ(https://w-hazardmap.nhk.or.jp/w-hazardmap/)にて最新の状況シュミレーションが出来るようです。

 

首都圏直下型地震由来の津波について考えると...都内で築1977年の知人宅は「首都圏直下型震度7予測」で倒壊の危険が高いエリアにあります。「これを機会に首都圏脱出」とはいかないようで一応耐震補強工事の見積もりも取ったりしていましたが、先日「津波水没マップ」なるものを見て「倒壊して水没かぁ...」とため息。以降は全てのことを「見なかったこと 聴かなかったことにしよう」と言っています。

元禄大地震(1703年)発生時の津波の高さを参考に、
6mと2mで試算。

最大6mの津波が荒川、江戸川に押し寄せることがあれば、さいたま市の武蔵浦和近辺までが水没するというシュミレーションとなっています。しかしながら...そもそも別資料によれば元禄型の地震確率はほぼ0%、実際には「東京湾北部地震」もしくは「茨城県南部地震」の確率が高いと言われております、果たして東京湾内震源の地震の場合はどれほどの津波が発生するのでしょうか....

 

南海トラフ地震由来の津波については「最大34mの津波」というキャッチーな文言が独り歩きしていますが、先日、読売某に掲載された「文部科学省は、津波からの事前避難が必要な地域を可視化するシステムを構築する 2022.1.31」による参考図によれば、東京湾内は最大でも5m、内陸のさいたま市にいたっては全く対岸の火事に近い状況でありますが...

内閣府の検討会が公表した「南海トラフの巨大地震」で想定しうる首都圏の津波の最大の高さ(満潮時)においても、品川近辺での津波の高さは4〜5mとされています。

赤の斜線部分は2メートル以上の津波が予想される場所
横浜など4メートルが予想される

さいたま市は"内陸"という観念があるせいか、津波被害を想定しにくいと思いますが ”想定外”という言葉が禁句となったいまではいろんな状況を考えておいた方がいいでしょう。到達する津波の高さに応じて変化する海面上昇をシュミレートすると意外なコトもわかってきます。

海面上昇7mのシュミレーション

海面上昇20mのシュミレーション

 ある意味驚きのシュミレーション結果です。20mの高さの津波が来ても千代田区の皇居周辺は難を免れるんですねぇ...そしてさいたま市全域にとどまらず、遠くは東松山、行田、館林近辺の内陸部が水没するんです。まぁ有り得ないほどの”想定外”ではあるんですが。

首都圏津波水没シュミレーションマップ

首都圏全域での水没シュミレーションマップ(A4ワイドサイズ:海面上昇2〜13m)がインフォゼロで無料ダウンロードできます。

 

近年ある地域においては”流体が地震の原因”とか言われはじめ、従来のプレート移動説頼みでは説明が難しくなっている”地震”の正体ですが「「今年マグニチュード7以上の巨大地震の発生確率80%」と警告する熱移送仮説〜予言は科学を超えるか」では地球の地殻異常に着目しています。

 

首都圏直下型、南海トラフ大地震、巨大津波がやってきたら〜さいたま市は安全か?” に対して3件のコメントがあります。

  1. Yukari Kaneco より:

    私の家は築48年なので、すでにあきらめているんです。
    ただこの子達は守りたいと思っているのですが...
    ダンナ頼みです(^-^;

  2. Kohji Mitsuno より:

    その子達は案外だいじょうぶだったりします。ジブンが置いてきぼり食らわないようにしましょ(笑)

  3. Yukari Kaneco より:

    そうかぁ! かしこまりました(^^)/

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