忘れじの不二家ロードサイドレストラン南橋本店〜あらためてファミレスチェーン崩壊を考えてみた〜

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いまから35年前、まだ相模原で職業訓練大学校生であったジブンが都合3年ほど通ったバイト先が、相模原・上溝の国道129号線沿いにあった不二家ロードサイドレストラン南橋本店でありました。

洋菓子の不二家が「不二家ロードサイドレストラン」を設立してファミリーレストラン事業に進出したのが1978年、翌年に橋本店が開店して続けざま翌年に南橋本店をオープンするにあたりキッチンスタッフ募集があり、定収が必要だった学生のジブンは”コックさん”のバイトを始めます。2ケ月程橋本店でトレーニングを受け、いよいよ南橋本店オープン初日を迎えジブンも18時〜27時シフトで厨房に立つことに…

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台形トラス構造風の店舗が特徴的でした
(上記は南橋本店のものではありません)

あまり知られていませんが、当時の不二家ロードサイドレストランでは現在のファミレスのような加工レトルト調理済み食品の提供ではなく、ピザはちゃんと厨房裏で生地発酵させて手ごね引き伸ばしから調理していたし、ハンバーグもフードセンターから送られてきた冷凍肉練型を店舗解凍・グリルパンで焼いて鉄板で蒸し焼き、とちゃんと調理提供していました。またソース類の幾つかも各店舗で調理して用意していたので、各店舗でけっこう味に差が出てたりしました(笑)

3年近く厨房にいると新入り正規社員のコックよりは仕事が身に着き、卒業前には時給1250円と高給取りバイトとしてお世話になり、最後は調理経験の証明書まで発行してもらって調理師免許も取得しました。しかしなによりバイトの高校生やパートのお姉さん、おばさん達と遊びに出掛けたり、パーティーを開いたりの日常がけっこう学生生活のコアになっていました…懐かしいです。

最後に南橋本店に行ってみたのは十年前くらいでしょうか「ゴールド免許を見せて5%OFF」というのをウチのつれあいも覚えております。そんな懐かしの「不二家ロードサイドレストラン」もファミレス不況の嵐のなか2009年3月に閉店、同年”すかいらーく”が完全撤退した年でもあります。

denigoroアメリカンな匂いを嗅ぎに出掛けたもんです

最盛期390店舗以上を誇ったデニーズも200店舗以上が撤退、思えばバブル期に金回りがよくなった家庭(若者)が町の大衆食堂・喫茶店に代わって”おしゃれな洋食”をきどって出掛けるのにファミレスはちょうどマッチしていたのでしょうね。ひるがえってデフレ時代になると”洋食百貨店”は飽きられ、専門店やディスカウント店にヒトが流れるのは必然だったのでしょう。

108特別な珈琲を提供しているワケではない….

最近いたるところに出店が目立つ「珈琲店」 ファミレスチェーンが代替店舗展開しているトコロもあります。誰もホンモノの味を求めてるワケではなくて、出店側も収益率の高い品にちゃんとお金を払ってくれるヒト(ディスカウント店では居心地の悪い中高年)を相手にしようと仕切り直しを始めて、それが妙にマッチしている…ただそれだけな気がします。

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