さいたま市は都会なのか?〜都会と田舎の境界〜我が家のちょうどいい

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以前「家を建てるなら首都圏20km圏内で」という記事を書きましたが、あらためてさいたま市の立地をジブンなりに検証してみました。

さいたま市は都会なのか?

「さいたま新都心」とか言っても、東京都区部以外で首都機能を補完する業務地区の名称に過ぎないので、東京都心に比肩しうるかと言うのとは違いさすがに”都会”とは言い難い…ように謙ってしまいますが、もともと大宮や浦和は東京からの幹線道路・幹線鉄道上にあり、この20年ほどの再開発でそこそこ立派な体を成してきて、人によっては”田舎ですよ”と言うと嫌味ったらしく聞こえるらしく「人口130万人でちょうど世田谷区と杉並区を足したくらい」と言ったらさらに怪訝そうな顔をされる程度には大きな街です。(神奈川県川崎市とほぼ同じくらいと言うのが無難です)

今どきは大宮が首都圏で住みたい街ランキング4位に選ばれるくらいなので、中央〜南側エリアの利便性や経済規模に不自由はありません。「都心10-20km圏内」の住宅エリアに比べても住環境はずっと上質な気がします。

ただ「さいたま市」はフツーの人が考えているより図体がデカくて、都心10km圏内と同じくらい広くて、国道16号以北や外周地域は”都会”…には決して映らないでしょうなぁ…

 

東京を中心とする地域の定義

東京を中心とする地域の定義には幾つかあります。(wikiより抜粋)
関東大都市圏
国勢調査や住宅・土地統計調査の結果で用いられる統計上の地域区分の1つで、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・静岡県の1都8県を言う。

首都圏
首都圏整備法による東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県及び山梨県の1都7県を言う。

東京圏
多極分散型国土形成促進法による区域で、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県及び茨城県の各一部を言う。

東京都市圏
都市雇用圏(一定以上、東京に雇用機会を得ている人が住む地域)にあたる東京都、埼玉県、千葉県、神奈川の1都3県を言う。

1都3県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に加え、同都県の政令指定都市(横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)の知事・市長で構成される九都県市首脳会議が「首都圏サミット」と称されことからも、一般的な「首都圏」のイメージは「東京都市圏」で言うところの30-40km圏内、解りやすい指標で言えば上記の政令指定都市が並ぶ環状国道16号の内側を指していると言っても過言ではありません。

首都圏環状国道16号
東京都心部を中心に、神奈川県横浜市西区の高島町交差点を起点・終点とする環状国道という稀有な位置づけの国道、実質的には西側端:横須賀、東側端:木更津にまたがる国道。

ジブン勝手なもの言いで申し訳ありませんが、おおまかに言えば「東京都市圏」の外周にあたる環状国道16号が都会と田舎の境界です。「都会と田舎」の定義もあいまいモコで景色が激変する境界というわけでもありませんが、環状国道16号の外側にしばらく大きな街を探すのは難しくなり、ほとんどが人口密度2000人/km2に満たない地域になります。

ヒトを吸い続ける過密都市:東京

1970年代に、東京10km圏内にいたヒト達は過密にうんざりして郊外を目指しはじめ、バブル景気の地価高騰時には東京脱出が流行、地価が下げ止まった2000年以降は都心回帰がはじまり、以降は加速度的に東京中心部にヒトが流入しています。

東京都23区内は、オフィス街が多くを占める千代田区以外で人口密度1万人/km2を大きく超えており、どこに居ても地方の中核都市部並みにちょっと息苦しい過密地帯。ただ主要官庁を含む東京・山手線内があからさまではないけれどもその外側とは違って見えるように、主要商業エリアを含む環状8号にあたる都心10km圏内、住宅エリアを主体とする10-20km圏内では状況も景色も少し違って見えます。とくに都心10km県内の豊島区、中野区、荒川区は、全国主要区(東京特別区と政令指定都市の区、全 198 区)全体でもトップ3の超過密な異常な地域と言えます。

それぞれの住まいや地方の都市部と比べてみると想像しやすいです

感覚的に言うと…
人口密度1万人/km2を超える街というのは、いわゆる”混雑”が常態化している場所、日常を過ごすのに良くも悪くもストレスが掛かるエリアで、ストレスが快適生活の刺激として消費されているうちはいいのですが、慢性的にさらされ続けるのに適応できないヒトも少なくありません。クルマ要らずで深夜の徘徊にも利便性抜群な首都東京と言っても実際にそんな生活を謳歌出来るのは山手線内プラスαのエリアに限られるワケで、その外側はむさ苦しく再開発もままならない下町・住宅エリアが延々と広がり、湾岸エリアはどうにも寒々しい…というのがジブンの首都東京観ですが、慣れてしまえば花の都と言うヒトもいます。

そんな過密都市:東京と裏腹に首都圏周囲の街が抱えている若者の流出、高齢化・過疎化は郷土愛頼みに呑気な話をしてる「秘密のケンミンショー」どころではなくけっこうに深刻です。


首都圏の人口増減


首都圏の高齢化率

将来を考えると、みんなのホンネとしては「斜陽な街に住みたくない」があったりするので「都心40kkm圏内」に住むのが無難だと思っても不思議はないです。

我が家のちょうどいい:さいたま市大宮

「息の詰まるほど過密でうんざりするほど刺激に溢れた街」が都会だとしたら、さいたま市はかなり違う気がします。大宮も人口密度1万人/km2に近づいて15年前より少しだけ窮屈になってきましたが、まだ街並みには余白があって空が覗けてぐーたらできるくらいの街で、少し離れた緑の多い郊外でもそこここで活気が感じられて幸せな気分にさせてくれます。

東京都市圏外郭・環状国道16号上にある横浜市、川崎市、千葉市、相模原市や八王子市も同じような立地にありますが「海が遠い」コトを除けば、さいたま市の人・物・道・土地のバランスと利得はイチバン按配がイイです。

東京都内でいくら緑や公園が整備されたところで人の過密にうんざりするコトに変わりなく、延々続く余白のない街並みに溺れそうになる感覚には慣れそうもありませんでしたから「都心20km圏内」に家を持つなんてことは始めから考えておりませんでしたが、都心までドアツードア1時間圏内も必須でしたから、都心からずっと離れてみて、今度はぐっと近寄って(※)、また少しステップバックして見つけた我が家の”ちょうどいい”がさいたま市大宮で、都心アクセス・郊外アクセスの多様性と「さいたま市」周辺の余白こそが我が家にイチバン魅力的に映ったモノとも言えます。

※南浦和の駅近に3年程住んでいたことがあります。浦和も悪くはなかったんですが…
浦和だとまだ「都心20km圏内」臭いというか、出来上がった街並みに”余白”をあまり感じられなかったのと、クルマやバイクで街を抜け出してまた帰ってくるのに「都心20km圏内」と同じ疲れを感じたもので…浦和を棲家には似合わんなぁと…あくまで我が家の基準です。

さいたま市 都市計画マスタープラン

ただ、さいたま市や大宮が将来に向かって安泰な地域かどうか…
昔は不確かな書籍を並べ、最後は神のみぞ知ると直感頼みで住処を決めたのですが、最近はいろいろ便利で、かなり細かい地域ごとに未来予測をしてくれています。

AIもどきに一喜一憂するより行政の動きが知りたいというヒトには…
埼玉県では都市再開発法に基づき、人口集中の特に著しいさいたま市、川口市とその他6市町について、都市再開発方針を発表していますが、5年前に更新された「さいたま市 都市計画マスタープラン」には、さいたま市の現状と課題 〜 将来構想が図案とマップで解りやすく説明されています

さいたま市は思ったより広いのと、歴史由来の中核地域がうまいぐあいに折り重なって多様多彩な地域が多く、それぞれの”ちょうどいい”を探しやすい街だとも言えます。

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