トヨタ デザイン 〜嫌悪する何故

先日「TOYOTA iQ 、G・デザイン賞受賞 〜パクリ確信犯にもなっていない醜さ」と題して散々扱き下ろして、NISSANN FIGARO については随分と持ち上げたもんだと知り合いから言われ、それもそうだと考えてみましたが、特に自分の頭のなかには「懐古指向」とか「先鋭指向」を序列することもありませんし、「メーカー自体が嫌い!」と偏狭に思うところもないはずなんですが....

なぜかトヨタのクルマ(デザイン)は嫌いです。

それでも初代「Vitz 1.5RS /NCP13」は文句なくデザインで買ったクルマでしたが...

 

Vitzは「内装が実に安っぽい」とか一部評論家の酷評を受けましたが、だいたい高級感を売り物にするような価格帯のクルマではありませんし、奇抜にも映った造詣の良さが万人にも受けたし、自分のなかでトヨタのクルマとしては画期的な出来事でした。

不思議と思い後から調べていくと、このVitzは「ソティリス・コヴォス」(Sotiris Kovos)というギリシャ人によるデザイン作。同じくおよそレクサスらしくないLEXUS SC(TOYOTA SOARA)も彼によるものだとか。

しかし2代目Vitzはキープ・コンセプトとは名ばかりに、彼は外されトヨタ・デザインによるプアマンズ・コンセプトになってしまい早々に幻滅。

 

トヨタ・デザインによるプアマンズ・コンセプトの極み。
※poor man's そのままの意ですよぉ
当初気取ったお馬鹿な連中が一斉に街中にくりだしたけど
消えるのも早かったなぁ....

「無印良品ですから...」と言い訳にならない声が聞こえてきそうなプアな内装デザイン。(商標:無印良品の商品とは関係ありません)当時の評論家さん達はこぞって「新しいコンセプトだ」って持ち上げてましたが...

多かれ少なかれ全てのトヨタ車に似たニオイが感じられるトヨタ・デザインなるものとは何か。トヨタさんは「トヨタ」をデザインする気がないんだね。薄ら寒い良さげなカッコしたクルマを多数決で審査してるような気がする。民主的、合理的に不具合を取り除いていって、プアマンズのみんなが納得してくれたらGO!なデザイン....アンタ誰?みたいなデザイン。
そんな感じがするんだなぁ。

「トヨタ デザイン 〜嫌悪する何故 その2」 に続く