5月1日 SIMロック解除義務化がスタート!〜とりあえずなにも変わりません
2015年5月1日、SIMロック解除の義務化が始まりました。他事業者の回線サービスを利用できないように端末自体に“縛り”をかける仕組み(SIMロック)を、ユーザーが希望すれば原則解除するよう事業者に義務付けるという制度です。
しかしながら....
実際の対応というのはキャリアによって違うし原則的に下記のようなルールが存在します。
- 全ての端末がSIMロック解除できるわけではない
基本的に2015年5月1日以降に発売される新機種についてキャリアは「SIMロック解除の義務」を負うです。だからそれ以前に発売されている既存機種については、ドコモ以外のキャリアは「SIMロック解除」に応じない公算が高いです。
- すぐ解除に応じるとは限らない
総務省のガイドラインはキャリアに対し「迅速かつ容易な方法により、無料でSIMロック解除を行う」としているだけで、ユーザーが端末購入後、どの程度の期間経過すればSIMロック解除が可能になるのか明記しておらず、キャリアの裁量に委ねるという大甘な話になっています。とは言え概ね「購入から半年経過後」という線で足並みを揃えそうな雲行きですが、ソフトバンクはまだごねまくっています。
- SIMロック解除申請の方法によって費用が異なる
au、ドコモについては足並み揃えて
・オンライン申請:無料
・店頭窓口:3,000円
ソフトバンクはまだ沈黙してますが恐らくは右へ習えでしょう。
それにしても端末いじってフラグを立てる(消す?)だけのキーボード操作に3,000円...なんですね。時給1,000円がなかなか達成できないご時勢にこの金額の根拠はなんなんでしょうか...悔し紛れに最後の嫌がらせという風に承知しております。 - 「中古端末を購入してSIMロック解除」はキャリア毎に対応が異なる
ドコモは「一切受け付けない」※
auは、店頭持ち込みに限り「販売後180日が経過していること」「代金不払いがないこと」等を確認のうえ受け付けるらしい。※SIMロック解除案件に詳しいヒト達は4月下旬に駆け込み申請しているはずですね。
- 解除すれば「どこの回線でも使える」わけではない
当たり前のことですが...
端末自体がサポートする「電波の周波数帯域(バンド)」が、他キャリアのバンドをカバーしているかどうかで使える・使えないが発生します。また通信方式が違っていればまるで使えない、ということもあります。それ相応の知識と理解力が必要ということでよろしいでしょうか?
9月投入と噂される iPhone6s
スマートフォン市場の6割強を占有するiPhoneに関しては次期モデルにおいてどのような対応になるのか一切発表がありません。そもそもキャリアが端末を販売するメリットはかなぁり薄くなるはずなのですが、またまた抱き合わせサービスで2年縛りを維持できるプランを考え中なんでしょうねぇ...
そんなプランのほころびを突いてお安くiPhoneを手に入れる機会というのもまた出てくるに違いありませんから、ドタバタ騒動は大いに歓迎!ワイモバイル乗り換え時同様「一括ゼロ円で実質無料」「ランニングコストの実質的C.Pアップ」できるならまた iPhoneだってOKです。
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