HP MediaSmart Server EX490 / HP X510 Data Vault サーバー復旧モード〜健忘録

我が家の「HP MediaSmart Server EX490」WHS2011(Microsoft Home Server 2011)へのアップデート準備OKのままズルズル作業をさぼっているなか同機の調子が悪かったのでサーバー復旧モードを試して見ました。

 

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復旧もしくは初期化(工場出荷状態)させるには、まず操作を行なうクライアントPCとサーバーをLANケーブルで直結します。次にサーバーに同根されてきた3枚のCD-ROMのうち「サーバー復旧ディスク」 をクライアントPCに挿入します。そうすると上記のような「サーバー復旧モード」プログラムが起動するので指示に従って作業を進めていきます。

実はここに記載されている作業がくせものです。「ステータスライトが水色と赤で点滅している場合は...云々」とありますが、サーバーの点滅をしばらく放っておくと「水色の点滅」に変わります。その後にモードボタンを押してもステータスライトは紫色には変わりません。そのまま次に進むと一見復旧モードに入ったように見えますが、途中で「ステップ2/4が失敗しました」のエラー画面で止まってしまいます。この日本語がおかしくて正しくは「ステータスライトが水色と赤で点滅している間にただちに...」です。そうすると紫色のステータスライトに変わります。またLANケーブルに問題があったり、ちゃんと接続されていないと「ステップ3/4が失敗しました」のエラー画面で止まってしまいます。

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以上ををクリアしていると...

復旧モードに突入してくれますので(データを残したまま※)サーバー復旧させるか、工場出荷時に状態に初期化するかを選択します。※サーバーOS自体の設定は初期化されます。

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これでサーバーは復旧されますが、サーバーOSの設定は初期化されているのでサーバー再起動後は(旧設定での)クライアントPCからコネクトが出来なくなります。今度はクライアントPCに「ソフトウェア インストール ディスク」を挿入、 windows home server connector を再インストールしてサーバーの初期設定をする必要があります。

<初期設定プロセスは省略>

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「サーバー復旧モード」と言っても貯め込んだデータが残るだけで、その他サーバーOSの設定や追加設定したアドイン情報などはきれいさっぱり無くなってしまいます。だからこの日本語も正しくなくて「サーバーOSのみ初期化」くらいが妥当でしょう。追加カスタマイズが多いサーバーだと、この先も延々再設定、再インストールが続くことになるので、くれぐれも「ちょっと調子が悪いからサーバー復旧モードで...」と軽々しく実行しないことです。

それからWHSのOSアップデートは必ず実行してください。またHP MediaSmart Serverでは「Updater 3.3.1.35433」は自動アップデートされませんので、HP X510 Data Vaultサポートページからダウンロード、リモートデスクトップ経由でアップデートしてください。※ HP MediaSmart Serverでも ver3.3のアップデートをしないと必ず不具合が起きます。

DLNAアドイン Twonky Media Server(TMS)のアップデートについてはHPサポートが全くありません。コチラに詳しい情報が掲載されていますので必要に応じてアップデートしてください。