ブリヂストンEJR:イニシエの50cc 2サイクル2気筒GPレーサー

今月のモーターサイクル・クラッシックには、レーシングモーターサイクルの解説記事として水冷2ストローク2気筒50ccエンジンを搭載する、ブリヂストンEJR-2とEJR-3が掲載されています。

 

http://the-motorcycle-classics.com/

「なんか見たこと有るなぁ」とスクラップを漁ってみると切れ端が出てきたので掲載しておきます。

1960年代クラブマンレース90ccクラスで破竹の活躍だったブリヂストンサイクル工業が、世界GPチャレンジのために用意した車体がEJR1という2サイクル2気筒の50ccレーサー。
1966年6月10日ウォールトンパークでテストラン後、翌25日のオランダGPでデビュー。12段変速機を装備したEJR2にアップデートして66年日本GPに出走しました。

水冷2ストローク2気筒:49.8cc(32x31)
ロータリーディスクバルブ吸気
プランジャー圧送強制潤滑(クランクシャフト)
自然循環水冷方式
国産電機製マグネトー点火(背面1/2減速)

翌67年日本GPには、14段変速機を装備、強制潤滑を廃して17PS/14000rpm(当時の推定値)を絞り出すEJR3を投入するも8周目リタイヤに終わり、以降BSのエンジンに火が点ることはありません。