大学倒産の時代と言われて久しいですが、韓国では超過熱全国共通大学入試

頭を下げない田中眞紀子さんが話題の中心ですが、確かに"大学倒産の時代"と言われて久しいです。大学進学率は50%を超えたあたりだと言われていますが、大学進学を望む学生だけのことを言えば既に大学定員の7割くらいしかいないとも言われています。

大学数の推移

"学力"と言われたモノの尺度が”大卒”というレッテルで計れないほど”質の格差”は甚だしいく、もはや大卒・高卒初任給の区分けにさえ疑問符を持つ企業が結構あると聞きます。

そんな日本を尻目に今年も韓国では全国共通大学入試が超過熱、もはや”のんきに受験戦争を楽しんでいる”とも見えるくらいですが、ソウル在住の知人によれば韓国では大卒・高卒で明確な紋切り型賃金(高卒賃金は大卒の七掛け)がまだまだ社会通念、そして大学進学率が80%を超えている韓国社会では高卒社会人の見下し差別はあたりまえ、なんだとか。

それが”学力社会”と言われる背景だとしたらなんとも幼稚な話ですが、そんな社会背景故の”大学受験戦争”だと思って眺めるとなんとも哀れな気もするし、それほどに平和に沈んでいる日本を感じたりもします。