アベノミクス万歳!2013年倒産件数22年ぶり低水準、自動車メーカーはベースアップ満額回答〜休廃業・解散件数は過去10年で最多更新の矛盾

円安誘導政策のアベノミクス徹底指導方針で自動車メーカーはベースアップ満額回答を決めた旨ニュースが流れ、2013年倒産件数22年ぶり低水準(1万855件)に収まり、世の中はバラ色に染まり始めた...なんてのは世迷い言に過ぎません。1月の対前年同月の雇用状況を比較すると,非正規雇用が133万人増加したのに対して,正規は94万人減少しています。

また、休廃業・解散件数は過去10年で最多更新(2万8,943件)先行きに希望を見いだせない中小企業は「いまの(金が残ってる)うちに会社閉めよう...」に舵取りしております。

 昨年4月に「40年以上前の地下貯蔵タンク改修義務化」執行猶予期限を迎えてパタパタ店仕舞いしてしまったガソリンスタンド、過当競争に加えてこのエコ時代ですからガソリンを売る商売の未来は甚だ灰色、この先も40年期限で店仕舞いするトコロは相当あると思います。

同じように昔ながらのビジネスモデルの中小企業が”未来に展望が無い”と諦めるパターンが増えてるということでしょうか。

既存企業の利権優先保護に寄り添うアベノミクスでは、掛け声だけで規制改革を進める気も無く、ニュービジネスはなかなか舞台にあがれません。”復活・懐古趣味”なアベノミクスの限界と弊害で推移する今日の世の中です。