因縁に結着をつけるため〜つれあいの5年ぶりの手術と入院〜鼓室再建と真珠腫除去手術
2009年に再発が判明した左耳真珠腫の除去手術後、今日では弱難聴〜ほぼ常人レベルまで聴力向上し真珠腫再発の兆候もなく調子は良いらしい。そして以前の病院での鼓室形成(鼓膜の張り替え)不具合で難聴だった右耳、「再手術でこれ以上聴力を落としたくない」という担当医の配慮で経過観察になっていましたが、最近の偏頭痛とめまいがどうやら右内耳からということで、先日、因縁に結着をつけるため右耳の鼓室再建手術をおこないました。
これまでの経緯
2006年 左耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 | 東京 神尾記念病院 |
2007年 右耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 | 東京 神尾記念病院 |
「病院は歴史で選んではいけない」ということで地元でお世話になることに。 | |
2009年 左耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 | 埼玉 自治医大病院さいたま医療センター |
2014年 右耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 | 埼玉 さいたま市民医療センター |
信用ならん「いい病院ランキング」
朝毎読日経の医療ムックは看板倒れ。ジャーナリズムの衣をまとった金儲けだ。(FACTA ONLINE) 病院のホームページで「いい病院ランキング」の掲載順位を自慢しているような病院は止めた方がイイ〜とは全くもって我が家の経験談みたいなモンです。 |
今回、自治医大病院さいたま医療センターが満床・過密状況でしたので、つれあいの同センター担当医が春から赴任・兼任のさいたま市民医療センターでの手術・入院となりました。
当初2〜3時間の手術と聞かされていたのですが、実際には5時間程掛かってしまいました。理由は当初予定の鼓室再建に加えて、予想外の真珠腫除去をすることになったため。事前のCT検査等では右内耳で真珠腫中耳炎が再発しているとは判断できなかったようですが、実際にメスを入れてみたところかなり広範囲に真珠腫が広がっていたとのこと。それにしても「脳膜近傍まで広がっていたから放っておくと命に係わる状況だった」と聞くのは左耳のとき2回と今回で計3度目。もう驚きはしませんが手遅れにならないでよかったです。
入院顛末記
手術入院は一週間。当初「他の患者さんのいびきがすると寝れない...」からと”個室がイイ!”などとほざいておりました。まぁそんな話は聞かないです。入院手続きでは”大部屋でいいです!”
ところが大部屋と言いながらこの病院には”二人部屋”というのが結構多くて、結構に広々しています。そして今回の入院では結果的に”二人部屋”を単独利用できました。これで文句なかろうと思いきや「広すぎて眠れない...」
「手術入院の手引き」によれば入院数日前から入院、退院するまで喫煙は禁止とされていました。ということでウチのつれあいは悶々とする日々。3階病室窓の目の前にファミリーマート、尚且つ喫煙用の細長い灰皿が設置されています。昨今の例に漏れず病院施設・敷地内では全面禁煙。病院勤務のヒトは皆喫煙しない...と言うことはなく、見知った看護師さんら病院関係者がファミリーマートの喫煙用灰皿を利用しているのをずーと一日チェックしては「アノ野郎...」と毒づいていたようです。
入院4日目あまりに眠れないので睡眠薬を処方してもらったトコロ....夜中に夢遊病患者よろしく目の前に星がまたたいていてそれを捕まえようとフロアを徘徊していたらしい。夜勤の看護師さんに食堂近辺で"御用"となり部屋まで連れ帰ってもらったとのこと。翌朝本人は薄らぼんやりと断片を夢見がちにしか覚えていない、ということで睡眠薬投与は中止されました。
手術後退院前に聴力検査をおこなったところ、担当医も驚くほど改善されておりました。なにしろ以前の病院の右耳鼓室形成はシロウト眼にも”へっぽこ”で聞こえが悪くてあたりまえな出来でしたモン。そしてイチバン驚いたのは本人らしく「うるさい!」のだと。ただし術後1ヶ月は綿を入れた状態で過ごすことになっているので、来月あたり”世間はこんなに騒々しい”と気づくはずです。