こんなネット社会だから〜Macのプライバシー・ブロック・ツール〜”なんだか気持ち悪い”から開放されます

Mac初心者が”必ず入れとけ”と言われるのがいわゆるアンチウイルスアプリ
オススメは無料ながら信頼性が評価されている「ClamXav」とネットワークドライブもスキャンしてくれる「Sophos」、わざわざ有料アプリを買う意味を感じないくらい素晴らしいです。

そして”慣れたらそろそろ入れとけ”というアプリが「cookie」「Little Snitch」といういわゆるプライバシー・ブロック・ツールです。

 

cookie 〜緻密なWEBプライバシー・コントローラ

cookie

「Cookie」は、ブラウザのクッキー情報を選択管理できるツール。それもsafari/Firefox/Chrom/Operaを一括(もしくは個別に)管理できるトコロが◎  実際、クッキー情報を保持し続ける必要があるサイトというのは限られるはずだし、余分なクッキー情報を抱え込んでしまうとブラウザの動作は重くなるし、迷惑なモノも少なくありません。

ウイルスバスター等のアンチウイルスソフトにもクッキー保存を自動制御するような仕組みを持つモノがありますがかなり曖昧。「Cookie」はマニュアル設定でクッキーの保持、削除を制御できます。

"doubleclick.net"がGoogleに買収されて依頼、アド広告向けのトラッキングクッキーによる個人情報収集が利便性と引き替えに半ば公然と行われるようになっていますが、タチの悪いサイトのクッキーまでブラウザに抱え込むのは何かとトラブルの要因となります。(ブラウザの”プライバシー”設定だけでは悪質なサイトには通用しません)


Flashクッキーは、訪れたWebサイトでのFlashの利用情報、動画プレイヤー設定、Flashゲームなどで保存した情報を保持したりしますが、プライバシーの観点からはいろいろ問題も抱えていたりします。加えて通常の「Cookieの削除」や「Safariのリセット」ではこのクッキーを削除できませんが「Cookie」なら簡単に削除することができます。

 

 

 

 

Little Snitch 〜緻密なネットファイヤウォール・ツール

Little Snitch 3

「Little Snitch」は、外部ネットワークからシステムにアクセスしようとするものがあったり、Mac内部から勝手に外のネットワークに接続しようとしたりすると教えてくれて、意に沿わない接続を遮断したりという、細かい設定が出来るファイヤーウォール機能を持ったアプリ。


インストールしたアプリは、起動させる度に外部ネットワークと接続しようとしたり、一定期間毎に外部ネットワークからのアクセスを受けようとします。

アクセスが必要なアプリもありますが、意図せずにインストールされたアプリや紛れ込んだウイルスがMac内の個人情報を外部に漏洩させたりするのをブロックしたり、不要な外部アクセスを抑制するようルールを設定できます。

 

どちらのツールも”おまかせ自動運転で”というシロモノではありません。
ジブンで運用ルールをコツコツ積み重ねる必要がありますが、確かな自前ルールが出来上がれば ”なんだかワケが解らないモノが動いてる”気持ち悪さから開放され安心してネットとつき合えるというものです。