Powroll：High-Comp Piston for Kawasaki KLX125 〜 ここまでやるのか...

 バイク屋さんに「kawasaki KLX125 新規入荷」の札を付けた緑と黒の2トーンの車体が置いてあるのが目に入ってきました。なんだか中華バイク然としただらしないデザインに、凋落のバイク業界を見る想いですが125ｃｃ原付2種クラスのフルサイズ・オフロードバイクというのは久しく登場していなかったので、立ち止まって各部をいろいろ見回していました。

時代ですねぇ　フューエルインジェクション＆セルモーター装備。カタログを見ると徹底した排出ガス規制対策で10馬力ポッキリしかでないエンジンに仕立てられてます。おそらく数字が物言う程には現実的な非力さは感じさせないんでしょうが、弾けて狂おしく登り詰めていくようなパンチは望むべくもありません。

気になったので帰ってからチューニングパーツを捜してみると、なんだか凄い、鬼の冠のようなボアアップ・ピストンがPowroll からリリースされていました。いろんなハイコンプ・ピストンを見てきましたが、ＣＲ93用ハイコンプ砲弾型ピストン以来のチカラコブです。　ここまでしないと失われたものは取り返せないということでしょうか。

＜追記＞
さらにＰｏｗｒｏｌｌの最近のプロダクツ・ラインナップを眺めていると、ありましたねぇ...砲弾型ピストン！

バルブはさみ角が大きな頃（60年代）のエンジンのハイコンプタイプによく見られるカタチです。