電動アシスト自転車は経済的か〜 エコブームは経済的ではない

エコブームを追い風に自転車や電動アシスト自転車が売れていますが、原動機付き自転車(原付バイク)は売上半減どころか毎年減少の一途だとか...しかし原付バイクの用途に自転車や電動アシスト自転車が取って代わるというのも何だか変?そもそも原付バイクなんか必要でない範囲の移動に使ってた怠け者が多かったのだろうか

コンセントで充電すればタダ、なんて勘違いはないでしょうが、自転車乗りながら充電できるハイブリッド自転車なら限りなくタダに近づくんではないか...と思わせる商品は、10万円を超える高額商品ながら、ケチケチ魂旺盛なイマドキ日本人にはウケるような気がします。登り坂をスイスイ登っていける電動アシスト自転車...素敵じゃないですか!誰が想像したって素敵です。そう、ワタシも買ったことあるんです。

HONDA 折りたたみ式電動アシストサイクル 「ステップ・コンポ」 2001
「よりスタイリッシュに」「より軽く」「より小さく」「より遠くまで」をキーワードに開発。
アシストサイクルとしては初のアルミダイキャスト製 法によるモノコックフレームを採用

法改正前のものなので電動アシストが弱いタイプでしたが、そこそこ面白い乗り物でした。いかんせんカッコイイ!しかしながら使い続けてみると所詮、基本性能はミニ自転車だし、バッテリーは頻繁に充電しないといけないし、バッテリー寿命も実質1年で価格もバカ高い、で夢のような走りにはほど遠くて... そもそも10km圏内で使う気楽な乗り物にお金と余分な気をつかうのも....で普通の自転車に戻ってみると、不便はないし、かえって爽快だったりします。なにより

自転車自体が毎年買い換えるバッテリー代より安い

のだから経済的です。ましてや、自然にやさしい」「省資源」「省CO2」だと消費者にとっては付加価値とは呼べそうもないものを、流行に換えて新しい消費行動に向かわせようという最近の「エコブーム」は、経済的とは言えません。