ハイパーテキスト3〜HyperCard ハイパーカードの指南書

HyperCardのサイドストーリーはともかくコンピュータを知らない誰にでも簡単なスタック(ファイル)が作れるHyperCardですが”簡単でないもの”を作るためのオーサリングソフトとしてはかなり難解です。

そんな人のため(もういないだろそんな人...)にお勧めする解説書がこれです。

 

 

普通のハウツー本同様の目次以外に「キーワード」「WANTS」「スクリプト種類」「ABC順」という4種類のインデックスがついてます。
HyperCardのスタック制作を普通のハウツー本同様の手順で始めると「えッ!」「なんで?」「おかしい...」が次々発生します。
始めはHyperCard独特の構造と思想が普通の頭を混乱させるんです。
そんなとき4種類のインデックスが的確なアドバイスを与えてくれます(種明かしをしてくれます、と言う方がニュアンスは近い)

コンピューターの解説書はごまんと出ていますが、素人テクニカルライターによる間違ってなければいいんだ風の解説書ものが蔓延していて思わず書店で”ぼったくりか?”とつぶやきたくなるものが多いです。
解説の解りやすさは単純に平易に書けばいいというものじゃないですよね。
「腑に落ちる」に導いてくれる内容でなければ、何十冊読んでも解らないものは解らないで終わってしまいます。
だから解説書はテクニカルライターさんの力量が問われる=指名買い になります。

「大重美幸」の解説書なら「HyperCard」を問わずどれもお勧めです。