点火系チューン〜怪しい品物追加するより単純化で◎
先日、知人が所有するXR250の点火系パワーアップに NOLOGY HOTWIRE.「ノロジー・ホットワイヤー」なるものを購入したというので、仕事の帰りに寄ってみた。
エンジン廻りがスカスカのバイクで、おまけに単気筒なので取付作業はあっというまに完了。 キック一発!「バオーン」始動性が悪くなってた車体なのでオーナーはこれだけで至極ご満悦。町内をぐるっと試運転に出かけて行った。
しばらくして帰って来て「....良くなってる気がする」
なんとも?が付く印象らしいので、代わって河原まで借りて行ってみる。
正直な感想「なんも変わってないと思う!」
「そんなことないよぉ!」オーナーは苦笑い
いやぁお金をはたいた本人は変わってもらわないと困るんです。
高価なシリコンプラグコードもただ電気抵抗下げただけでスンゴイ唱い文句がパッケージに踊ってたりしてインチキ臭いし、点火系チューンって言ったってかなり怪しいシロモンだろう、というのが持論(思いこみ)なんで後日、大昔にやってた”点火系チューン”の実験をしてみる事に...
もともとメーカー純正パーツにはお役所通達なのか、点火系にいろいろ抵抗が入ってます。点火系チューンってこの抵抗を取っていく作業なんだから(無茶に短絡的発想です!)抵抗取ってみよう...です。
1)シリコンコードを最短にしてメーカー製のと交換。
2)プラグキャップを分解して(分解できないのもある)中のセラミック抵抗を取っ払って銅製ネジでバイパス。
3)抵抗入りプラグから抵抗無しプラグに交換。
簡単工作作業を終えて、キック一発!「バゴォーーン!」
NOLOGY HOTWIRE に比べても排気音が変わった気がする(あくまで主観:笑)
1速に入れてアクセル開け気味でコンタクト、「おおっーと!」(あくまで主観:笑)ですが、確実に低速トルクが太って、吹け上がりが違うのを実感できます。河原の直線でフルアクセル入れると高回転までキッチリ吹けきっていきます。しばらくしてプラグを点検すると「焼け過ぎ」な感じなので熱価を1番上げてやる必要があるみたいです。
一息入れて.....エンジン大丈夫か?...ふっとそんな気にもなりますが、何故メーカーが抵抗入りにしてるのか不思議なくらい効果があります。(社会的な要請でそうなっている事は知ってます)これで実験は終了しましたが、後日オーナーはこっそり「NOLOGY HOTWIRE」をYahooオークションでちゃっかり売り抜けてました。
※あくまで個人的な実験結果の報告です。XR200Rのレストアとは無関係ですし、これをご覧になった個人が同様の実験を行った際の結果に関して当方は一切関知いたしません。個人の責任において実験されるようお願いいたします。また「NOLOGY HOTWIRE」に関して、装着に関する個人的な感想であり、製品の性能を否定する結果を述べたものではありません。予めご了承ください。