Technics〜ウチの懐かしアナログ・オーディオセット

全く音楽の趣味が違う夫婦ではありますが、iTunesを使ってデジタル音楽を楽しむ風景は共通で、各部屋のMacintoshからLAN接続のHDDサーバーにアクセスして、10,000曲に迫るも貧弱な(?)ライブラリストックから、お好みの音楽を聴いています。しかし、この世にはデジタル化されていない音楽がまだたくさんあって「レコード」とか「カセットテープ」でしか残されていなかったりします。そんなアナログオーディオ再生のためのうちのコンポーネントがこれです。

スピーカー以外は当時憧れたTechnicsの「懐かしアナログ・オーディオセット」

○レコードプレイヤ :Technics SL-10
○カセットレコーダ :Technics AZ-7
○プリ/メインアンプ  :Technics SE-C01/SU-C01
○スピーカ     :Panasonic SB-DT200

Technics SL-10

70年代当時の我が家には日本コロムビア製のずーたいのデカイ古ぼけたステレオセットしかなくて「ジャケット(LP)サイズ/クォーツD.D./リニアトラッキング/アルミダイキャストフレームのフルオート制御」そんな文言で登場したレコードプレイヤが友人宅に置かれていたというだけで痛く劣等感を刺激されました。ジブンにとって「Technics」はそんな因縁のブランドです。
 

Technics AZ-7

DCC開発技術をフィードバックされたMR素子(磁気抵抗変換素子)を用いた世界初のアナログ再生用薄膜(アモルファス)ヘッド搭載の野心的なカセットデッキモデルだったんですが....。そもそも大元の「DCC:デジタルコンパクトカセット」なんて一般人は聞いたことも見たこともないし、音を聴いたことあるヒトはいないんじゃないかなぁ、ウチの当時の仕事場では担当がゴソゴソカセットハーフの準備してて「テープパッドは兎毛じゃないと旨く鳴らない!」とか騒いでいる最中に製品開発が中止された規格ですから。AZ-7はそのなごりみたいなモンで、それでも旨いこと鳴らすなぁ、と感心します。

Technics SE-C01/SU-C01

小型本格システム・コンポーネント・ステレオセットとして1978年、「コンサイスコンポ」の愛称で発売されたモデル。当時のコンサイス辞典(A4サイズ)に合わせて作られたことから命名されたとか。 プリ/メインアンプ部だけで、当時定価115,000円というシロモノ。中身的にはオーバーホール必須の状況です。

Panasonic SB-DT200

バスレフ型2ウェイ2スピーカー「Technics SB-M01」の廉価版モデル...とか勝手に書くと怒られますが、定格スペックはほぼ同じでバイワイヤリング接続に対応しています。もともとミニコンポSC-DT200S用のモノですが、許容入力の大きな(100W)小型スピーカーで、小口径(8sm)ロングストロークユニット駆動の音は、この大きさで?...と言わせる程であります。ホントはSB-M01を並べたい。

さすがに最近は手持ちの「レコード」「カセットテープ」はアーカイブがほぼ終わってしまい、新しいレコードを発掘したときか友人に頼まれてカセットテープをアーカイブするときくらいしか出番がなかったりします。パソコンからの音はもっぱらSC-DT200Sのデジタルアンプを使っていますが付属のCD/DVDプレイヤはずっと以前から元箱の中、MDにいたっては(仕事では散々メーカー別性能評価はやりましたが)使ったことがないし、そもそも1枚のライブラリも持っていません.。
 

2013.5.13追記

「レコード」「カセットテープ」のアーカイブについて質問をいただくことが多いです。以前は ドイツのBehringer社製コンバーター UFO20を使ってMacに取り込んでおりましたが、最近はONKYO SE-U55GX を介して24bit/96kHzアーカイブ書類にしております。

2017.9.22更新 型番変わってもレトロ筐体は共通みたいです。