iPhone7〜MNP一括ゼロ円商法は健在!〜泥沼のキャリア激安競争こそ健全!

総務省と公取委はNTTドコモなど携帯電話大手3社にアイフォーン偏重の取引慣行の是正を求めている」は、総務省がキャリア大手3社に強いた不可解な”激烈商戦自粛”に続きけっこう不快だったりしますが、今回は”自粛ムード”に流されず、少なくともauとsoftbankは事実上やる気満々です。

 

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「MVNOの格安SIM」競争はOKで、大手キャリアの「端末一括ゼロ円&大枚キャッシュバック」競争はNG、という構図はもはや家電品に定価が存在しない世の中でキャリアの定価販売を総務省が推奨しているようなもんですから、到底納得できる理由を探すのが難しいです。

個人的にはiPhoneだろうが、AndroidだろうがどちらでもOK、ここ数年は2年毎にお得なサービス(MNP端末一括ゼロ円〜端末無料&通信料金割引)のキャリア乗り換えで過ごしておりますから、来年の乗換時期にも泥沼のキャリア激安競争をお願いしたいです。

 

正直なトコロ「iPhone7を定価で買うヒトの気が知れない」です

iPhone 7の原価は約2万3000円であることが分解調査で判明」記事に書かれている原価計算の中身のうち、幾つかの部品の契約調達単価は少なくともあと15%は安価なので、そのまま全部品に当てはめるともしかすると原価は2万円を切るやもしれない...というのは邪推に過ぎないですが、いわゆる定価7万2800円(iPhone7 32GB)はいまどき随分に盛った価格に見えます。

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正直なトコロ「特典無しで契約するヒトの気が知れない」です

総務省は、同一キャリアを使い続けるユーザーとMNP(電話番号を維持して乗り換え)を繰り返すユーザーの間に、月額料金の不公平が生じているとして「実質0円〜一括ゼロ円〜大枚キャッシュバック」規制のガイドラインを大手キャリア3社に申し入れしましたが、いまや「2台同時購入」や「解約/新規契約」等の新手な条件付き販売でガイドライン規制をかいくぐり、大幅割引キャンペーンが各キャリアで展開されています。

 

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「一括ゼロ円〜大枚キャッシュバック」がアンダーグラウンド商法のような言われようですが、実際には町中で立看板を見かけないことは無いくらいフツーな販売形態であって、多分に世間知らずな認識不足からキャリアの”定価販売契約”するユーザーのお門違いなクレームに右往左往して、総務省はキャリアの自由競争を妨げる規制を入れないでもらいたいモンです。