MicroSoft Office互換ソフト勢に白旗?〜正規Office推奨プログラム終了
クライアントさんから「新しいエクセルのファイルが読めないので、新しいMicroSoft Officeを買わないと駄目でしょうか?」旨の電話がありました。ファイルの構成内容が不明なので正確な事は解らないのだが、とりあえず「Openoffice」の最新版をダウンロードして開けるか試してみることをお勧めしました。そんな時期、不正使用を取り締まっていた「Microsoft、Officeの正規製品推奨プログラム(OGA)を終了へ」というニュースがあがっています。
MicroSoft Officeの不正利用にたいした効果もないと踏んだのか、完成度の上がっているOffice互換ソフトに対して白旗をあげたのかなんともいえませんが、そもそもワタクシが知るかぎり9割方の人の使い方では(もうずっと前からそうですが)新機能満載の新しいMicroSoft Officeをわざわざ購入する理由は見つかりません。オタク的VBA手法を駆使するような使い方は感心する対象ではありますが、あくまで個人的なツールで「共有ファイル」にはなりませんし「ElO office」「Kingsoft office」「Openoffice」等の低価格〜無償互換ソフトの性能もたいしたものですから、なおさらMicroSoft Officeをわざわざ選択する理由はありません。あるとすれば取引先や仲間うちとやりとりするとき「完璧な互換性が無いと不安」という点だけでしょう。アップデートを繰り返す度に互換性を失うような製品のファイル形式を「共有ファイル」に使うという習慣はそろそろ止めると気づいてほしいもんです。
MicroSoft もこれ以上「office」というソフトに革新的な機能を盛り込む意味はない、と考えているのかもしれませんね。