ボストンテリアのさんちゃんは13歳になりました〜キンタマが破裂しても元気です

我が家のリビングの住犬、ボストンテリアのさんちゃんが13歳になりました。人間で言えば66〜68歳に換算されるらしいですが、人間にしても50年前の同じ歳のヒトと現在のヒトでは健康面、体力面、精神面で様変わりなほど変化しているワケで、果たして換算数字をそのままあててどうこう言えるのか疑問はあります。

以前にも増して食欲は旺盛、夕食のおねがりの腹時計も正確です

さんちゃんと同じ時期にまだ子犬だった近所のお仲間はみんないなくなって、15歳のビークルのおばあさんが唯一の昔なじみになってしまいました。そんなワケで廻りを見てやっと彼は長生きさんなんだと納得させられています。

そんな老犬に病はまとめてやってきました。

昨年末には唾液腺炎で顎下が襟巻きみたいに腫れて病院に行ったところ「治療は難しいですよ」みたいなことを言われ、その影響なのか今度はキンタマがパンパンに腫れて、その時期はさすがに辛かったのか散歩に誘って初めて”拒否”されてしまいました。年明けに治療に前向きな病院に代えて様子見中、キンタマが破裂!という事態に遭遇しました。これは一大事!と搬送したのですが「悪性腫瘍じゃないので2週間くらいで傷口は塞がります」とお医者さんが淡々話すので「そんなモンですか」と拍子抜けするやら安心するやら...

 昼間は日当りの良い寝室の窓際でゴロンしています

年末の一大事のときには「さすがにもう長くないかも」と思っていたのですが、それを乗り切って回復するにつれ、食欲は以前にも増して旺盛です。

ただ糖尿病では無いながらも持病の腸の病気のせいで8歳の頃メタボに13kgあった体重は現在8.5kgとけっこうにガリガリ君。加えて長期間のステロイド剤の影響で体毛も薄くなっています。つい最近、右目の角膜が削れて平(たいら)になり今度は眼球破裂?という危機もありましたが、抗生物質入り点眼薬と血液から分離したタンパク含有目薬を根気よく挿すことで回復、難をのがれております。

歳のせいもあり血行不良で後ろ足が冷たいし散歩のときも引き摺り気味です。それから耳もほとんど聞こえなくなり、眼も昔ほどは見えていない様子。そんな五体不自由ながらでも散歩は大好きです。ただそんなですから彼はジブンからあまり離れないように、見失わないようにこちらに合わせて脇を歩くようになっています。それからNOリードで森の散策をしている最中、ほんの数メートル先の木の陰にジブンが隠れるだけで見失ってしまうし、ちょっとパニックになって側溝に落ちてしまったこともあります。

しみじみさんちゃんはおじいさんになったなぁ、と思うわけです。

窓際で日向ぼっこしながら呼んでも起き上がる気配も無いとちょっとドキリとしますが、窓際で日向ぼっこするために二階に上がる階段を登ったり、リビングでトーストの匂いがするのを嗅ぎつけると転がらんばかりの勢いで階段を駆け下りるのを眺めながら

しみじみさんちゃんは頑張ってるなぁ、と思うわけです....

スコティッシュのなながやって来て以来、最近ウチのつれあいはさんちゃんに冷たいです。犬アレルギーであることが(今ごろ)判明したこともありますが、老犬になってさんちゃんの粗相が頻発するので彼はかなり厳しくお説教されています。言葉が通じるハズ無いし聞こえて無いしとは思うのですが、そんな風景もおもしろい我が家です。