左耳3度目の鼓膜張替え〜つれあいの4年ぶりの手術と入院

「因縁に結着をつけるため」に挑んだ3度目の右耳の真珠腫除去と鼓室再建手術したのが4年前、これで完治したかに思えたのですが、今度は反対側の左耳の鼓膜に孔が空き、どうやら鼓膜の裏側に真珠腫が再発しておりました。

左耳2度目の手術から経過9年での再発、はてさて今度こそ「因縁に結着」となるのでしょうか。

これまでの経緯

2006年 左耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 東京 神尾記念病院
2007年 右耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 東京 神尾記念病院
 「病院は歴史で選んではいけない」ということで地元でお世話になることに。
2009年 左耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 埼玉 自治医大病院さいたま医療センター
2014年 右耳 真珠腫除去手術と鼓室再建 埼玉 さいたま市民医療センター

 
生来、耳管が狭く換気が悪いのも真珠腫が発症しやすい原因と言われています。過去2度の手術で中耳室のカタチもかなりフツーの人とは変わっており、骨膜を使った鼓膜再建に併せて耳小骨の一部もカスタムです。

前回右耳の鼓膜再建ではどうやら骨膜が薄かったせいか聞こえ方がフツーと違う(高周波域の音がフツーの人より聞こえる)らしいのと、内耳室と外気との圧力差で鼓膜が変形しやすかったりしていろいろ不都合もあるようなので.....今回はWフェイスで厚みを持たせた鼓膜です。(フツーにはやらないし、フツーの人の場合は筋膜を使うのですが、ウチのつれあいには筋膜がありません...インド系のヒトに見られることらしいのですが...)更に今回は真珠腫が再発した場所(鼓膜の裏側上縁)の整形のために、耳介の軟骨を一部を採取して使っています。

左耳と併せると通算5度目となる手術ですが、3度目以降お世話になっている担当女医先生とは、そんなこんなでもはや切っても切れない戦友みたいなモンです。

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前回に続きさいたま市民医療センターです
レゴで作ったみたいな病院で院内導線は解りにくいです

「脳と薄皮1枚隔てたトコロに発症した腫瘍の除去」と聞くと「生死を掛けた手術」なワケですが、5度目ともなると生還することが前提な気分になると言うかもうほとんど定期診療な気分で見守っております。原因不明な未知に挑むというワケでもなく、担当女医先生がじゅうぶんに信頼できる方だというのが解っていることも大きいです。

ただ担当女医先生曰く、ウチのつれあいの耳自体が「不明な未知」らしく、なにしろ学会論文に症例発表されるくらいのシロモノなのだそうだ。

かくして今回も4時間の手術から無事生還、1週間スケジュールのルーティーン退院となり、翌日には眼鏡の先セルが耳の切開部分に当たらないモノを物色にウロウロ出掛けておりました。


オークリー LIZARD2...こんな知的なフレームでなくていい

眼鏡のテンプル(つる)の先の耳にかかる部分(先セル)がストレートなタイプをいろいろ見て廻りましたが、ホールド感に満足出来るフレームがなかなか見つからず、結局スポーツ用眼鏡でテンプル(つる)が頭のカーブに沿って湾曲し、先セルの先端に滑り止め加工があるモノを真っ直ぐに変形させてもらってGood Feeling!とあいなりました。