YoutubeのWebMフォーマットを再生する

Mac/iOSユーザーの9割以上が使っているアップル純正ブラウザ:Safariですが、相変わらずYouTubeに関してはGoogle VPコーデック(webM:VP9)の2160p・4K解像度オプションをサポートしない唯一のブラウザです。

アップルはよっぽどGoogleのオープンソースでロイヤリティフリーの動画圧縮コーデックが気に入らないらしい。なにしろHEVC/H.265においてアップルは特許所有者の一員ですから、ロイヤリティが発生しない4Kコーデックには断固反対みたいで(参照:「H.265/HEVC」とは何?4K放送・配信には欠かせないエンコード(圧縮)技術)当然Apple TV 4Kには4K HDRが使われています。

 

Safari:Max解像度1080P HD

Chrome:Max解像度2160P 4K

そうは言ってもYoutubeの解像度2160P 4Kをスムースに全画面表示でストリーミング再生させるには、相応のマシンパワーと高速通信環境が必要なワケで、誰もがおいそれ楽しめるわけではありません。

必然的にYoutubeから解像度2160P 4K相当のWebMフォーマット・ファイルをダウンロードしてから、おもむろに再生して楽しむという事になります。

ブラウザでWebMフォーマット・ファイルの動画再生

Chrome、Firefox、Operaの各ブラウザには、WebMフォーマット・ファイルの動画再生プレイヤーが予め内蔵されているので、各ブラウザの「ファイルを開く」からWebMフォーマット・ファイルを再生することが出来ます。

Firefox だと再生スピードの選択が出来ます

比較的新しいMac/OS環境で最新バージョンのブラウザであれば再生は比較的スムースなはずですが、2011 mac mini / 27’WQHDディスプレイでの全画面表示だとスムースネスに欠けるし音飛びも発生してしまいます。

 

WebMフォーマットに対応している動画再生プレイヤー

4K/5K対応を謳っているメディアプレイヤーは幾つか登場していますが、Google VPコーデックの2160p・4K解像度WebMフォーマットのファイルを読み込んで再生できるメディアプレイヤーは「Elmedia Player」くらいしかありません。

しかも、「Elmedia Player」でさえ映像再生はスムースながら音声トラックの同期が不安定で、残念ながら鑑賞できる代物ではありません。

 

というワケで、いまのところYoutubeの2160p・4Kオプションでのストリーミング再生や、ダウンロード出来るGoogle VPコーデックの2160p・4K解像度WebMフォーマット・ファイルを再生して楽しみたいMacユーザーには、Firefoxブラウザを再生プレイヤーに使うことをオススメします。