3Dプリンター銃の設計図販売開始〜正義と自由と平等の解釈

ディフェンス・ディストリビュート(Defense Distributed)創設者:コディ・ウィルソン代表は、Webサイトで、3Dプリンターで製造できる完全な銃の設計図(3Dモデル)を販売開始しました。シアトル州の連邦地裁判事が、オンラインでの銃設計図の公開を阻止する全国的な仮差し止め命令を出していましたが、代表は「無償公開の差し止められているが、販売を禁止されているわけではない」としてWEBオンライン販売に踏み切ったものです。

https-//defcad.com/

AR-10型の設計図がUS$10.0に過ぎませんが、実際にはUS$0.01(1セント)で購入できます。つまりほぼほぼ無償公開しているという状況です。

この類のパンドラの箱が開く可能性というのはいつの世にもあったわけですが、技術的な問題、倫理的な問題を乗り越えるパッションが容易に働きやすい現代ならではの話と言えます。全米ライフル協会が商売敵としてぶっ潰す動きでもないのかなぁと眺めておりますが、建前上両者とも「アメリカ合衆国憲法で保障され最高裁判所によって認定されている市民の自由防衛を目的としている」ワケですからね...

「正義と自由と平等」を肥大化させて解釈が加われば、大なり小なりの悪魔的パッションに突き動かされるフツーのヒトはたくさんいます。