地震について〜さいたま市は安全か?【2019 最新まとめ】〜ここまで解るようになった地盤情報〜

「家を建てる」を思い立った15年前、地方の地盤・断層・地震に関する詳細情報はネット上にはほとんどありませんでした。

あいまいながら公開情報がポツポツ出始めた8年前には情報をかき集めて「地震について〜さいたま市は安全か? 液状化マップから見る埼玉県、さいたま市」を作成してみたりしましたが、現在ではより簡単に詳細な地盤情報を得ることが出来るようになっています。

2019年現在、地盤(液状化の可能性)、地層、活断層に関する詳細な情報が公開されています。

 

地盤情報ナビ

「中央開発株式会社」が実施している地盤情報提供サービスで、液状化危険度マップ(都道府県単位)等の地盤情報や地盤リスク情報を検索することができます。8年前の自作さいたま市液状化マップよりずっと信頼できるはずです。

地盤情報ナビ

埼玉県の液状化マップ

土地区画単位で液状化想定を確認できます

 

国土交通省・国土地理院:土地条件図

国土交通省・国土地理院が情報提供している土地条件図は、防災対策や土地利用・土地保全・地域開発等の計画策定に必要な、 土地の自然条件等に関する基礎資料を提供する目的で、 昭和30年代から実施している土地条件調査の成果を基に、 主に地形分類(山地、台地・段丘、低地、水部、人工地形など)と統合し、ベクトルタイル地形分類として公開しているものです。

旧世代にさかのぼって身の回りの土地の成り立ちと、自然災害リスクについて考察するのに役立ちます。

国土交通省・国土地理院:土地条件図

「地盤改良で安全性は科学的に証明されている」土地を買うよりも、温故知新、古い地層に乗っかってる土地の方が安心できるモンです。最終的には安心と安全、どちらも欲しいところですが...

 

産総研-活断層データベース

産総研(国立研究開発法人産業技術総合研究所)が提供する活断層データベースマップです。一時期この手のマップデータは公開されたことがあったのですが、まもなく公開中止になったりこの10年は何かと情報公開に後ろ向きな勢力があったのですが、如何せんSNSな時代に秘匿出来るはずもなく、誤情報が流れるくらいなら...と地震防災推進の観点から公開されるようになった...あくまでジブンの戯言です。

近所に活断層が無いか確認しておきましょう。

注釈「示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい」を念頭にご利用ください。

これから「家を建てる」「家を買う」ヒトは、重大な見落としにならないようにこれくらいの下調べはあった方がイイです。「家を買ってしまった」ヒトは近所にどんなリスクがあるのか確認です。