厚生労働省発表の統廃合を含めた再編検討424病院に、埼玉県内32病院もリストアップされています

厚生労働省は、全国の公立病院や日赤などの公的病院(1455病院)のうち、424病院に統廃合を含めた再編の検討を求めることを決め、病院名を公表しています。「診療実績を分析。手術件数などが一定水準未満」と判定された病院、「車で20分圏内に同程度の実績の病院が複数ある」病院などがピックアップされているらしい。

→ 厚労省:第24回地域医療構想に関するWG報告資料
 (https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000551037.pdf

リストアップされた対象病院は全体の29・1%、都道府県別では新潟(53・7%)、北海道(48・6%)、宮城(47・5%)、山口(46・7%)、岡山(43・3%)の順で高く、人口10万人当たりの医師数が全国ワーストの埼玉県でも32病院がリストアップされています。

なによりウチのつれあいが通っている全ての病院がリストに入っておりドキドキさせられたのですが....さいたま新都心に出来たばかりの大病院、さいたま市内で常時混雑・満床な大きな病院もリストにあって、これはいったいなんだろう?なリストにも見えます。たぶん大宮にある大きな病院はそれぞれがクルマで20分の範囲に集約されているのでたいした考えもなくピックアップされたのではないか?とも思えます。いづれの病院も手術待ち、ベッド待ちで受け入れを断られることも多いというのに...

厚生労働省は「医療費削減」と「効率化」だけで作成したフシがり実情とはかけ離れた「馬鹿じゃないの」なリストになってる可能性もありそうです。実際には地域の実情に見合った形となるように区域ごとの議論に委ねるとされていますが、ひね曲がった話にならないように今後も注視が必要です。