PCR検査数が少な過ぎるのは...感染研OBの仕業なのか?〜実際はホントにつまらない理由

政治家の政府答弁のやり取りやワイドショーの素人コメンテーターが電卓叩きながら新型コロナの「PCR検査数が少なすぎるじゃないですか!」「どうなってるんだ」「政府答弁おかしいぞ」とか怒鳴っているのですが...

たぶんおかしいのは厚生省の役人のメモで、各所にあるPCR検査機の処理能力値を足し算したか、作業が円滑に処理された場合の見積もりをそのまま計上して大臣答弁させたり、大本営発表してる気がします。

よくテレビで見かけるPCR検査機だとスペック上は 12 x 8(96検体)が一度に検査出来て、概ね3時間検討で結果が出るので、8時間勤務稼働で2〜3回稼働させれば 1日で300検体ぐらいが判明しそうなモンですが、実際には1回の検査機稼働で検査サンプルが満載されるわけでもなく、そもそも検体から搭載するサンプルを人力で作成するのに結構な手間と時間が掛かりそうです。

参考:ノロウィルス検体の場合の工程

結局、PCR検査機の稼働スケジュールに合わせて人力で処理して用意できるサンプル数が間に合ってないんじゃなかろうか...加えてお役所の事務手続き上の煩雑さが加わって...

たぶん....中国や韓国では ”非常事態”の扱いで「ラフな作業でもいいからとにかくたくさん検査しろ」とか号令がかかっているんではないかと思います。「米国でB型インフルエンザ感染者2000万人」は実のところすべての人をインフルエンザ検査して出してる数字ではありません。医療費が馬鹿高い国ですからそんな検査したくない人の方が多い国柄。例年、症状アンケート用紙配ってB型インフルエンザに該当する回答者をカウントしてるというのが実態。だからあんな数字になります。”そんないい加減な”とも言えますが毎年それを繰り返すとアンケート数と実発症者数の相関が出てくるので流行の程度を瞬時に把握するにはベストな手法だと思います。対策も早いです。ただ厚生省がこれをやると外野がうるさく責められるので絶対やりません。この国の政治家も役人も大局観が無いし責任を引き受ける気概も無いので、臨機応変に欠けるへっぽこ対応に終始します。

果たして予算外に現場の人員や作業場を増やして、残業なり、交替勤務なり...する公務員がいるんでしょうか...現場のぼやきが聞こえるようです。

政治家はいつもトンチンカンです。

あくまで想像上のお話です。

 

 

2020.2.28
感染研OBが政府に圧力〜民間検査機関でのPCR検査差し止め

TV朝日:モーニングショーに出演の岡田 氏によれば「民間検査機関のPCR検査利用が実施出来ないのは、新型コロナ感染データを流出させたくない一部の感染研OBが、政府関係者に圧力をかけているから」旨の告発をしました!

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

話の真偽は今後国会内で野党追求があると思われますが、新型コロナ拡散の規模によっては政府転覆してもおかしくないくらいの話になりそうです。

ただ民間検査会社オフィシャルHPながら...「一部の医者がテレビうけのよいことを電波に乗せてしゃべるため、本当に困ったことだと思います」と忌憚のないご意見を掲載されているサイト記事をみつけました。PCR検査は「精度の低い検査」と断じ、岡田さんに関しても手厳しいです。

PCR検査判定に関する詳しい記述もあります、

2020.3.6補足

2020.4.29
まさかと思ったらまさかな実態だった!

いつまでたってもPCR検査数は、2ヶ月前にまさかと推測した ”現場の問題”でした。

  • 保健所に人が足りていない(機械の検査キャパスペック以下の前処理しか出来ない)
  • 保健所に人を補充する気もない(技能的な云々... まったくナンセンス、虚偽)
  • 保健所(感染研)の縄張りに拘りつづける

もっと言えば医療業界全体が「医療崩壊」を恐れ、当初は保健所のモタコラ実態を知りながらも都合がいいとばかりに「見て見ぬふり」を決め込んだフシがあります。当初から医療業界全体は「野戦病院」の準備などまっぴらごめんだったし、政治家もオオゴトにしたくなかったので、悪代官同士でシメシメ結託してオズオズ進められた新型コロナ対策、PCR検査体制だったと言えます。