新型コロナ患者が喘息薬シクレソニドで症状改善〜30年前のジブンの安堵

新型コロナ患者に喘息薬シクレソニドを処方投与したところ、症状が改善したという報告がありました。ただ新型コロナを駆逐したわけでも陽性が陰性になったわけでもないということ。あくまで症状緩和・改善したという報告です。

まだ世間で中国・武漢の”謎の肺炎”騒動と言われていた1月中旬頃、「“謎の肺炎” それは未確認の風土病の宝庫・中国大陸ではよくあること」記事で、新型コロナの経過症状が、ジブンが30年前に中国で患って帰国後、巡り巡って日赤病院診断を受けた「原因不明の肺炎〜風土病判定」の症状と酷似していることを書きました。その時の症状でイチバンきつかったのが「咳」で「とにかく咳を止めてくれ」と処方されたのが(薬品名は失念してしまいましたが)気管支拡張の抗生剤とステロイド剤でした。

そのときのステロイド剤が「シクレソニド」であったかどうかはわかりませんが、それまでもそれ以後も使ったことがない特徴的な吸引器だけは覚えています。当時は帰国後とにかく咳が止まらず酸欠起こしそうな勢いで寝ることもままならないという状態でしたから数件廻った町のヤブ医者をののしりながらも、やっと日赤病院での処方箋が効いてくれて、37度超えの発熱自体は続いたものの、とにかく咳が止まって眠れるようになり、仕事にも出掛けられるくらいには回復したもんです。そのとき職場感染で大騒ぎした記憶は無いので、新型コロナのような感染力を伴ったものでは無かったんだと思いますが、微熱が収まったあとも味覚障害になったりと半年くらい体調悪いのが続きました。

新型コロナも感染力が強いL型、感染力はそうでもない古いS型が存在するとの発表がありました。30年前にジブンが患った風土病では感染力自体は弱かったかほとんど無かったのやもしれません。

新型コロナで重篤化、酸素吸入に至るまでの症状に「激しい咳き込み」や気管支系の不具合であるのだとしたら、感染患者にとっては「咳が止まる」ことは何よりありがたい処方箋でしょうね...としみじみ思います。