走行40.000km超え 実感レビュー〜何気に質実剛健、熟成技術集約的なクルマです

購入がコロナ禍中だったのもあり走行距離が伸びませんでしたが、先日やっと走行40,000kmを超え今年の6月に2回めの車検を迎える我が家のエクリプスクロス。購入からこれまでリコール対応のECU交換※はあったものの、電球の球切れ等の小さな故障さえ起こらずクレームらしいクレーム※も発生していません、我が家の歴代購入車(ルノー、トヨタ、ダイハツ、スズキ...)にあって故障知らずの稀有なクルマです。

※ECU交換に伴い発生しディーラー再整備でも治らなかった”AT変速マナーの改悪”は、何故か先日の5年目のバッテリー交換で改良されました。

熟成技術集約のクルマ?

このクルマびっくりドッキリするような新機軸要素は何もありませんが、積もり積もった熟成技術は積んだ年以上に信頼性が高いというモンです。三菱自動車にお金が無くなった時期でもあったので新しいものは無いけど、これ以上後指指されるようなコトだけは無くそう...と頑張ったのかもです。

ただ内装の見てくれやユーティリティーの使い勝手は良いとは言えないし、もはや他社では当たり前の装備品が省かれていたり、ソナーは他社メーカーのソナー波に干渉しまくって無駄な警告音がうるさいし、前期型ヘッドライトは4灯デザインなのに外側2灯がダミーだったりとチグハグ多めな造り「もう少し頑張ろうや...」とため息がでます。

それでもグンニャリ捻りカーブでの切り返しや跨ぐほど大きめの凸凹悪路を走っても”ミシ”とも言わない屈強ボディーだし、走る・曲がる・止まるの基本性能は及第点以上に優秀だと感じております。詳しくは「走行1500km 実感レビュー〜三菱エクリプスクロス・ディーゼルターボはこんなクルマです〜」参照願います。

三菱エクリプスクロス:緊急回避試験上限速度 80km/h!

衝突回避自動ブレーキは装備されているものの通常速度走行(40km/h以上)では期待出来ないので、緊急回避操作でパニックになり難い安心マージン大きめの操縦安定性はなにより心強いというモンです。

※km77.comのムーステストでは意外な車が意外とだらしない結果に終わることも多いです。

2021 トヨタRAV4:緊急回避試験上限速度 72km/h

過酷なオフロード走行前提の足回りですからオールテレーンの重量級タイヤ装着も苦にしません。インチダウンのオフロードタイヤ換装ながら燃費悪化も最大1km/L以内に抑えられており、乗り心地の大幅改善を考えると”何故故18インチが標準? 流行追い?”と思えてきます。

 

タイヤ・ホイール交換で初期レビュー指摘ポイントを払拭

購入直前に拝見したYoutubeレビューで指摘されていたポイントを納車後にチェック。確かにご指摘どおりのドライブ感で、すぐにタイヤ・ホイール交換を考えたくらいです。

OPEN COUNTRY A/T3、225/70R16にタイヤ・ホイール変更後、突き上げ感は劇的に改善されたし高速道路の直進安定性も大幅に改善されました。もともと純正タイヤの性能に問題があったのかもしれませんが、いろんなレビューを拝見すると高速直進性に高評価なモノもあって??? 純正ホイールもしくは個別車両のアライメントに問題があったのかもしれません。

リコール対応ECU交換で一時期調子を崩していたAT変速マナーは、何故か新調バッテリー交換で初期のAT変速マナーに戻って来ました。カングーのときもマフラーアーシングで変速マナーが大きく変化しましたから電気的な環境が変わるだけでAT変速マナーが変わるのにも驚きません。8速AT&三菱ディーゼルの組み合わせで得られる低回転キープのルーズなドライブフィールは、市街地走行からロングドライブまで疲労低減に大いに貢献してくれています。エンジンフィールはスポーツ走行には向いていないかもしれませんが、クイックなハンドリングに遅れないボディーで峠道でも十分楽しめます。

現在、特に文句つけるトコロが見当たらないです。