HONDA DAX 開発秘話〜再掲載

昔のHPに掲載していたページの再掲載リクエストをメールで頂戴したのでアップします。

---2006.3.10-----------------------------------------------------------------------
昔のスクラップブックを探していたらおもしろいものが出てきました。「DAX ホンダ開発秘話」,,,たしか70年台前半の月刊誌モーターサイクリストの特集切り抜きではないかと思うのですがはっきりしません。 けっこうボロボロ状態ですが、読みすすむと不思議と思い出したこともたくさんあったりします。

1Xと呼ばれたDaxのプロトタイプ 2台が作られ、1台は69年のラスベガスショーへ送られた。リヤクッションはモノコックフレームに内蔵されたラバーである。ラバーはN360(ホンダの軽四輪トラック)のエンジンマウントが使われた。1名乗車では申し分ない性能を発揮したが、2名の場合少々無理が生じたこと、そして「ショックがないとリヤ回りが貧弱で取れそうに見える」ため、量産では変更された。 ヘッドライト、フロントフォークにモンキーの面影をとどめる。


-量産されなかったATCタイプのプロトモデル-

量産されなかったが、ATC90の超低圧タイヤを採用したモデルもあった。アイデアを基に1週間くらいで造り浜松でテストされたが、いかんせんハンドルの 切れ込みが強く、あまりにも個性的なため、販売店会議に参考出品された後ボツになった変わり種。タイヤが太いため、ドライブチェーンのアライメントを合 わせる目的で、減速機構が追加されていたのが特色。当時を振り返り研究員のひとりは「走行するための学習性しかなかった、、、」と告白していた。

 


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量産されなかったプロトモデル-

-Daxのクレイ(粘土)モデル。ホイールはタイヤとともにジュノーM85(水平対向2気筒スクーター)のものが使用され、肉抜きを示す黒紙が貼られてい る。圧縮ゴム式のリヤサスペンションのため、スイングアームはその強度部材としてプレスのものが採用され、フレームの内側という取付方法とともに今日でも 「モノクロス」の名残を示している。バックミラーはカブのもので、モンキーのヘッドライト、フォークとともに質感を出す貴重な部品になっている。-

 

-量産検討プロトタイプ-

HONDA DAX 開発秘話〜再掲載” に対して2件のコメントがあります。

  1. flying_oscar より:

    ATC90のタイヤを履いたダックスの写真ですが、左サイドからの写真があったら掲載してもらえませんか?

  2. inmycab より:

    返信遅くなってごめんなさい。左サイドからの写真...あったような気もするのですが、見つかりません。見つかったら改めて追加しますね。

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