iPhoneではなくHTC J butterflyを選んだ理由〜携帯電話は楽しくなくていい〜秀逸な超実用機の選択
本心なのかは疑わしい「携帯電話なんか要らない」と常々思っているジブンが、次の携帯電話に選んだのは慣れ親しんだiPhoneではなく、個人所有としては初めてのAndroid機、HTC J butterflyでした。
動機は「携帯電話は楽しくなくていい」です。
iOSの洗練されたユーザビリティーは素晴らしいし、なにより使う楽しみにおいてAndroid機はまだまだiPhoneに及ばないと感じます。
だからいまでもスマホ初心者にはiPhoneを勧めています。
使い方のルールがしっかりしているので初心者が覚えることは最小限で済みます。
しかしながら今回ジブンの携帯電話選びでは、これまでのiPhone経験から欲張ることをやめて今のジブンに最適な実用スマホを選ぶことにしました。
当分iPhoneを使いそうだと思っていました。
Android OS4 が発表されかなり体裁が整いましたがハードウェアのパワーが足りないかなぁ、でした。
潮目が変わったのは昨年Android OS4.1と同時にハードウェアスペックが追いついて来た頃。
5インチディスプレイ機は”これはイイかも”という予感がありました。(iPad mini Wi-Fi+Cellularモデル〜11月30日発売〜もしかしたら最良なスマートフォン)
- 用途の8割方は仕事利用なのでもっと機能効率の良いデバイスでいい
〜プラチナバンド化以降のソフトバンクiPhoneは自宅で電話が繫がらない。もしくは繫がってもブチブチ頻繁に断線します。
〜auプラチナバンド(800MHz帯)に対応したデュアルバンド機種にしたい。
HTL-21は1500MHz/800MHzのデュアルバンドLTE対応なので、
au版iPhone5のLTE 2100MHzと違い、auのメインバンドである800MHzを利用できる。 - 群を抜くwi-fi感度、GPS感度
〜2013春Androidモデルを含めてもトップクラスの受信感度 - ディスプレイサイズの制約から情報過多コンテンツへのアクセスは苦痛
〜眼精疲労著しい50代中盤のジブンには切実です
〜iPad使ってます - iOSの制約からアプリで”コンテンツを作る機能は諦める
〜iPadも使えない。最低限 MacBook Airが必要 - ソーシャルネットワークが嫌い
〜「スローライフでいいじゃないか」が信条です - 「夢中になる理由」わかった気がする...もういいかなぁ...
〜びっくり箱の限界というのもわかった気がします
「iPhoneで何でも完結させられるワケではない」のだからもっと効率の良いツールにしようと思った次第です。
HTC J butterfly HTL21
HTC J butterfly | iPhone5 | iPad mini | |
---|---|---|---|
モニタ |
5型液晶 Full HD 1920x1080 |
4型液晶 Rethina 1136x640 |
7.9型液晶 IPS 1024x768 |
サイズ |
71x143x9.2mm | 58.6x123.8x7.6 | 134×200×7.2 |
重量 | 140g | 112g | 312g |
CPU | 1.7GHz (クアッドコア) ROM 16GB RAM 2GB |
A6 (デュアルコア) ROM 16GB〜 RAM 1GB |
A5 (デュアルコア) ROM 16GB〜 RAM 512MB |
OS | Android 4.1 | iOS6.3 | iOS6.3 |
データ通信サービス | 4G LTE/WIN HIGH SPEED | 4G LTE | |
カメラ 画素数 |
リア8メガ/イン1.9メガ | リア8メガ/イン1.9メガ | リア5メガ/イン1.2メガ |
バッテリー 容量 最大待受時間 |
2020mAh
336時間 |
1434mAh
225時間 |
4400mAh |
Google Mobile初号機:T-Mobile G1以来、内部設計を刷新したHTCの新世代機
メイドインジャパンを彷彿させる片面に集中させた高密度実装基板はUnimicron Technology社製造によるもので、同社提携導入の大日本印刷:B2it技術を用いたプリント基板の賜とも言えます。
この辺はSamsung:GALAXY S3基板のスカスカ感とは対照的だし、内部構造も整然としていてApple:iPhone5のごちゃごちゃネジ止め&複雑なEMIシールド構造がやっぱり中華製然と見えてしまうほど。
薄型追求で流行の非分離型Liイオンポリマーバッテリーはソニーエナジー・デバイス社製、その他通信系デバイスにも日本製部品が多数採用されています。
ディスプレイは、5インチサイズで1920×1080ドットのフルHD表示に対応し、440ppiに達した超高精細「Super LCD」で、ジャパンディスプレイ社が供給しています。
※iPhone5のRethinaディスプレイ(326ppi)もジャパンディスプレイ社から供給を受けています。
既に発表以来1年経過したiPhone5にハードウェアとしてのアドバンテージはありません。来月発表されるやもしれないiPhone5Sもマイナーチェンジモデルとの予測(A7 クアドプロセッサは来年出荷予定)が濃いので、ハードウェアスペック的にはちょっと寂しくなりますねぇ...
iOS7で新たなUIが採用されたり新しいギミックサービスが追加されたとしても、携帯電話や実務上のプラスアルファはほとんど期待できそうにありませんし、言わんや見てくれが刷新される程度ではもはやiPhoneに価値はありません。
Android機群からHTC を選択したのはハードスペックも優秀ながら、Android OS4.1ベースのHTCオリジナルUI(HTC Sense UI 4)の軽快な使い心地がなんとも魅力的だったからです。(今年はHTC Sense UI 5にアップデートされるらしい)
またHTCオリジナルのワンタッチで機能オン/オフ・セレクトしてくれるスイッチ・ウィジェット(テザリング・GPS・wi-fi・Bluetooth)は結構にスグレモノで、iPhoneや他のスマホにもあるべきだろうに(GALAXYは確か通知領域にボタン設定できたっけ?)
いまのところiPhoneのときのような”楽しげな”アプリは一切入ってなくて、”便利な超携帯電話”になっています。5インチ画面で中サイズフォントを選べばメールの確認も楽ちんです。
キャリアがauに代わってから自宅のリビングでも安心して電話待ちできるし、天気の雲行きが悪いときでも途中で”プッツリ”切れることはなくなりました。ただ4G LTEのありがたみは正直、まだ実感できてません(笑)