貧乏は正しい〜世の中には正しい手順も正解も無い〜海外で働くという選択肢

 

ウクライナへのロシア侵攻以降、1ドル=150円時代にまっしぐらで日本国内の物価は一気にハイパーインフレに見舞われるかもしれません。「失われた20年」とか言いながら給料も上がらない中、呑気に暮らしていたワケですが、バブル崩壊並みに今度は庶民が苦しむ時代になりそう... と悲観的な評論をしても始まりませんが、無策な政治家に期待するより給料が上がらない構造の日本を飛び出て海外で働くという選択肢、円安になれば海外で働くことはかなり現実的な選択肢になります。特に将来を目指す若い人にとっては、昔ほど敷居の高いモノではないハズです。

以下、2013.12.17記述分

90年初頭に出版された橋本治の「貧乏は正しい」は、バブル崩壊が始まる時期にあたるわけですがそれは後付けのお話。当時はまだまだバブルの残り香いっぱいで「貧乏」に無縁なヒトの方が多かったのではなかろうか。

ひるがえって21世紀の現在、自称貧乏からうっかり(気づいていない)貧乏、そしてホントに貧困な家庭までいろんな貧乏が溢れています。昔ながらの明るい貧乏を許さない情報社会のおせっかいがことさら貧乏を遠ざけているような気もしますが、そろそろ貧乏に臆することなく慣れておくにはいい時期かもしれません。

貧乏にシュリンクする必要はありません。”安定がイチバン”と公務員を勤め上げて暖かい家庭を作るのも悪くはないのかもしれませんが、時代は”短い人生一度は海外へ”と気易く悪ノリできる選択肢も用意してくれています。

世の中には正しい手順も正解も無いと知れるのは人生半分以上過ぎたあたりですが、若いヒトにとって老人が支配するこの国には少なくなった後々イイ肥やしに変わる”困難”も”やりがい”も海外にはたくさん転がっています。

 

内需が縮小する中、就職先を国内だけに求めてもムリがある。高度成長期の真っ只中にある「アジア海外就職」という選択肢も考えてみよう。新たな視野が開けるかもしれない。豊富な海外ネットワークから最新の情報を収集して提供する。

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森山たつを

海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所」「無敵就活